サフィルヴァ北海道　2019/20からのVリーグ参戦へ試金石　1/26開幕全国6人制総合東部決勝リーグ

芳賀コーチ「いいはじめの一歩が切りたい」

「これまでこのチームを応援してくれている方々や、これからサフィルヴァに興味を持って、もしかするとこれから支えてくれる方々に、サフィルヴァのバレーってこんなバレーなんだよというようなことが伝わる、ということが、今回大事な気がするんです。
今、何かを見よう、応援しようと思ったら、バレー以外にもいくらでもいろいろなスポーツがあります。だから、記録に残るものはたくさんあるだろうけど、観に来た人が、何それサフィルヴァちょっと面白いんじゃない？ってなって行くことの方が、僕はこのリーグを戦ううえで価値があることだと思うんです。それを重ねた結果、今シーズンのサフィルヴァの試合に行ってみようか、ってなる。そして、勝ってる負けてるだけじゃなくて、あの人達バレー好きだよね、という姿が出せれば嬉しいなって。勿論勝ちたいですが、勝つのは結果論であって、どういう、Vに入る前のはじめの一歩。だるまさんが転んだの前（笑）。そのスタートをどう切るかのほうが、僕は大事かなって。
選手も、勿論スタッフ含め、結果は出さなきゃいけないと思っているから、焦る気持ちはないわけではないんですけど、まずは、いいはじめの一歩が切りたいなと思っています」

ここから、サフィルヴァ北海道の新しいページが開かれるのである。学生時代に全日本インカレベスト8を成し遂げたメンバーはいるものの、全国的に名前の通った飛び抜けた選手のいるチームではないサフィルヴァ北海道が、そのバレーボールでどれだけ印象を残せるか。「はじめの一歩」を刻む大会、第9回全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会・東部決勝リーグは、間もなく1月26日（土）に開幕する。

サフィルヴァ北海道の沿革

サフィルヴァ北海道は総合スポーツクラブである。フットサル選手としてFリーグ・エスポラーダ北海道に所属したことのある豊川大地代表が、2013年に運営法人「NPO法人Mirrisoスポーツ」を立ち上げた。サフィルヴァという名称は、ポルトガル語の「desafio（挑戦）・benefisio（恩恵）・lirio do vale（すずらん＝北海道札幌市の花）」を組み合わせた造語であり、「クラブに関わる人々の恩恵を受け、初めて挑戦が出来る」という意味が込められている。
サフィルヴァ北海道は創設以来、男女各年代のフットサルチームの運営、電動車椅子サッカーなどの障がい者スポーツの支援などをおこなっている。
2016年4月にバレーボール部門を新設した。バレーボール部門では、トップチームとU-15、U-12男女（スクール）の育成部門がほぼ同じタイミングで発足した。育成部門は、もともと札幌市で活動していたオールパワーズというチームが母体となったため、大会出場などのタイミングはトップチームよりもU-15、U-12各チームのほうが早かった。
トップチームは当初メンバー4名からスタートし、地道に選手を集め、2017年3月「第7回全国6人制バレーボール総合男女優勝大会　北海道ブロック地域リーグ」が初めての公式戦への出場となった。この大会での優勝を受けて翌年第8回の東部決勝リーグへ出場（東部3位）、また、6人制クラブカップ（2018年8月、大阪）でベスト4進出など、着実に実績を積み重ねている。2018年10月におこなわれたV.LEAGUE理事会において、2019/20シーズンからのV.LEAGUE参加が承認された。

→クラブ公式サイト