2019-02-06 08:37 追加
群馬銀行・石原昭久監督「選手たちの頑張りに『あっぱれ!』をあげたい」 V2リーグ女子
V2女子記者会見 ヤマト市民体育館前橋
V女子
2月2日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)で行われた群馬銀行グリーンウイングス対大阪スーペリアーズ、同3日に行われた群馬銀行グリーンウイングス対JAぎふリオレーナ、試合後の記者会見コメントをお届けする。
群馬銀行グリーンウイングスはホームゲームで連勝。V2リーグ女子での順位を2位に上昇させた。
群馬銀行は新加入の斉藤千佳選手、入団3年目の寺坂茜選手、強力なオポジット2枚を擁し効果的な2枚替えを駆使。今回はそのあたりを中心に話を伺った。
■群馬銀行グリーンウイングス
「チーム作りは困難を極めました。今の順位は、まあすごいな、と」
●石原昭久監督
(2日第2試合の会見より)
群馬銀行 3(25-12、25-18、25-22)0 大阪
率直に勝てて良かったというところです。試合の展開としては予想していた範囲というか、当然これくらい苦しめられるだろうと。
その中で最後まで切れずに(セット間でリードを許しても)逆転して勝利するという展開が作れたところは非常に良かったかなと思っています。
――今シーズンメンバーが大幅に変わりましたが、チーム作りは比較的順調だったのでしょうか?
石原:いや、困難を極めましたね。今シーズン途中移籍で入ってきたメンバーが複数いますが、それぞれ入ってきたのが6月だったり7月だったり。タイミングがそれぞれ違いました。
今日の試合でコートに立った新井(祥)にしても斉藤(千佳)にしても…移籍で入ってきたメンバーですけど、それぞれコンディションも違いましたし。
リーグ(開幕)までの期間でしっかりと(コンディションを)仕上げる、そこからメンバー選考をして、チームという形にするのにはまた時間がかかりますよね。
リーグをやりながら、まだ手探りでいろいろと変わってきていますし、また今後もちょっと変わってくる可能性はあるんじゃないかなと思っていますが。
――その中で今の順位はどのように評価されていますでしょうか。
石原:まあ、すごいな、と。監督の仕事はまずチームの戦力分析。ある程度の情報から事前にこれくらいの順位かな、これくらいの位置かなと予測するところからスタートするのですが、ここ1、2年周りのチームの戦力増強が(自分の)予想よりはうまくいってないというのもあって、この状況が作れているんだろうな、と。
もちろん、自分たち選手の努力もあってです。でも、やはり周りが思っていたよりは戦力アップというところまでは行けてないのだろうな、と感じましたね。
――2人の強力なオポジットを要しています。斉藤選手、寺坂選手の違いはどんなところでしょうか?
石原:一人はサウスポー、一人は右。斉藤は右ですね。もともとフォレストリーヴズ熊本さんの主力選手でしたので攻撃力が高く、寺坂と肩を並べ、最終的には抜きん出てという状況で今レギュラーポジションに座っています。
贅沢な話かもしれないですけど、どこのポジションでも2人と同じような争い、チーム内で競争して、そこで勝った人間がコートに立つ。斉藤が活躍できているというのは前段階で寺坂との競い合いがあったから、これがあったからこそチームを代表するような選手になっていると。
こういう競争は複数ポジションで行いたいと思っています。
一方の寺坂にはまた奮起してもらって斉藤をさらに超える選手になってもらいたいと思っております。
今シーズン新加入の新井祥選手(左)、斉藤千佳選手(右)
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