2019-03-20 18:28 追加
JT山本将平「1セット目を除いていいリズムで試合が運べた」ヴコヴィッチ監督「ブレイク数が相手を上回ったことが勝因」
ファイナル6サントリー対JTのJT記者会見
SV男子
V1リーグ男子プレーオフのファイナル6第3日目、大阪市中央体育館で行われた第2試合のサントリーサンバーズ対JTサンダーズ(1-3)の試合後の記者会見コメント。
◆JTサンダーズ
●山本将平主将
1セット目を除いていいプレーができた。ただ僕個人にしてもチームにしても、詰めの甘いプレーがあるので、今日に満足せず、直せるところは直してやっていきたい。
――1セット目から2セット目でどこでリズムが掴めたか。
山本:1セット目に関しては自分たちのサイドアウトが切れなくて、パスの質も悪かった。それにスパイカーも決め急いだ。ラリーになってもとれなかった。負の連鎖。2セット目に関しては、ある程度パスがかえって両サイドが使えるところまで持っていって、しっかりサイドアウトが切れた。1本で決まらなくても相手の攻撃を引っ掛けて切り替えせた。
●深津旭弘
勝てたので、今日もよかったと思います。3点とれたことは大きいし、今日出た個人の課題、チームの課題をしっかり振り返りながら、明日ポジティブな気持ちでやろうと臨みました。
●エドガートーマス
次に進むために大事な試合。1セット目を失いましたが、2セット目以降はチームとしての力を見せられたと思います。
――エドガー選手に。3セット目の8-7の場面からのサーブについて。あそこは、ラッキーな部分もあったというが、リズムに乗れたきっかけはあったのか。
エドガー:あのサーブに関しては、シーズンを通して自分のベストを見つけることを続けていて、だんだんファイナル6の前の日から感覚がつかめた。ディフェンスブロックがしっかり前で構えてくれているので、自分もサーブで攻めやすい状況ができている。
――みなさんに。エドガーのサーブなんですけど、トスの高さや歩数を変えたのでは。
エドガー:サーブのトスを少しコートに寄せるような感じ。シーズン中は、それがなかなかうまくいかなかった。今の状況でトスを上げると、もっとアグレッシブにサーブを攻められるようになりました。
――おふたりに。エドガー選手が連続して一気にサービスエースをとって。サボらずに助走をとってくれてる。存在感について。
山本:そういう守備な面でも献身的。何よりチームの雰囲気が悪いときに声をかけてくれる。井上航選手や小野寺選手、劉力賓もそうですし、若い選手が多いチームで、声掛けだったりそういう姿勢は助かる。
深津:右に同じです(笑)。本当にそのとおりです。今日は難しいゲームだったんですけど、トムが、皆さんも分かるように雰囲気を変えるパフォーマンスをしてくれたので、本当にありがたい。ディフェンスも肉体的疲労は一番きついはずなんですけど、やってくれている。僕はセッターで、上げる側としては、トムのために勝ちたいと思わせてくれる選手。一緒に最後チャンピオンになりたいと思います。
――みなさんに。明日のパナソニック戦にむけて。
山本:前に戦った印象はすごいサーブで攻めてくる。その分ミスも多いですけど、入った時のサーブの威力はトップクラス。気持ち的に受けないで、返せないと思った時は上に上げて2段トスで託す。相手のサーブに対処する必要がある。
深津:やることは変わらないので、こっちがサーブで攻めて、少々やられても気にせず、や粘っていくことをチーム全体でやりたい。
エドガー:明日いちばん大事なのは、肉体的にも精神的にしっかりリフレッシュすること。アグレッシブに攻めてくるチームだが、相手が追いつけない力を自分たちも持っている。
しっかり自分たちの力を出して攻めていけば勝機はある。
●ヴコヴィッチ監督
ファイナルステージのどの試合にも言えるが接戦。1セットとられても切り替えること。
今日の試合もどっちに転がってもおかしくなく、お客さんにとってはすごく面白かったと思う。4セット目、追い込まれる状況が何回も来ましたがしのぐことができて、逆転勝利を収めることができてとても嬉しく思います。
――今日の3セット目のエドガー選手のサーブのところを含めて、彼はチームの柱では。
ヴコヴィッチ:もちろん彼はすごく貢献してくれた。サーブとブロックの面ですごく成長している。アタックに関しては言うまでもなくすごく力がある。あとはサーブとブロックの技術が向上している。先週の東レ戦も今日のサントリー戦も含めて、素晴らしい働きを見せている。
あとはブレイクポイントの数で相手を上回ることができたのが勝因。サーブでしっかり攻めて、ブロックとディフェンスで組織的な攻撃と守備ができた。
写真:火野千鶴
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