2019-07-01 14:02 追加
全日本男子、ドイツにフルセットで勝利し、7勝8敗(10位)で大会を終える VNL男子大会
ネーションズリーグ男子の結果
全日本代表 男子
バレーボールネーションズリーグ(VNL)男子大会は30日、ドイツのライプチヒで第5週ドイツラウンド第3戦が行われ、日本は開催国のドイツと対戦。大接戦の末、3-2(25-17、23-25、21-25、25-18、15-9)のフルセットで勝利し、通算成績7勝8敗の10位で大会を終えた。
日本チームのスターティングメンバーは、柳田将洋、西田有志、李博、小野寺太志、藤井直伸、福澤達哉、山本智大。
第1セットは西田のスパイクでスタート。序盤は小野寺のクイックや西田のサービスエースで4-1とリード。福澤が3枚ブロックを打ち抜き、ラリーでも得点を重ねて、9-3と優位な展開に。福澤が相手フェイントをブロックし、11-4でドイツのタイムアウトを要求する。
山本のレシーブボールをそのまま西田が打ち切れば、李もクイックを決めて13-4としたが、相手のブロックやサービスエースで追い上げられ、15-10で日本がタイムアウトを要求した。さらにミスや相手のサービスエースで17-14とされ、再びタイムアウトを取ったが、その後は福澤や2枚替えで入った大竹壱青らが決めて逃げ切り、セットを先取した。
第2セットもメンバー変わらず。柳田のスパイクや藤井のサービスエースで8-5と先行するが、ドイツも地元の声援を背に点数を重ねる。
16-11でテクニカルタイムアウトを迎えたが、ミスで連続失点し、16-14とされ、日本はタイムアウトを求めた。
接戦の終盤戦、小野寺のブロックが決まるも、23-23から連続サービスエースを奪われ、このセットを落とした。
第3セット、福澤のバックアタックなどで3-0とリードしたが、相手のサービスエースを含む連続失点で3-4と逆転されてしまう。
11-11から西田のサービスエースや相手ミスで抜け出すと、しつこいブロックフォローでさらにドイツのミスを引き出し、16-13と点差を広げた。しかし、ドイツのサーブが走り出し、再度逆転を許すと、最後はスパイクを決められ、21-25でこのセットも失い、日本は後がなくなった。
第4セットは李、藤井に代わって山内晶大、関田誠大がコートへ。0-3でタイムアウトを取ったが、西田のサービスエースで追いつき、激しいラリーの応酬から西田が豪快にバックアタックを決める。ドイツも強力なサーブで押してくるが、髙野直哉のスパイクや関田のサービスエースで10-8とリード。
山内のクイック、福澤の活躍などで得点を重ね、20-15で終盤へ。お互いにサービスエースを奪い合い、最後は相手ミスでこのセットをもぎ取り、勝負はフルセットへもつれ込んだ。
第5セット、ブロックのワンタッチから福澤が3枚ブロックを破り、先取点を奪う。切り返しから再び福澤がコンビで決めて、3-1とリード。西田がサーブ、スパイクで得点し、さらに福澤が決めて、8-4でコートチェンジを迎えた。
ラリーの応酬から髙野が決めて、10-6としたが、サービスエースを奪われ、10-8とドイツも諦めない。しかし西田、福澤がブロックを決めて、13-8と突き放し、相手のミスでゲームセット。最終戦を勝利で締めくくった。
■矢島久德強化委員長のコメント
いい流れの中でも、相手のサーブで一気に流れを持っていかれる難しい試合だった。
特に昨日から福澤が要所でチームを救う働きで、周囲を鼓舞していた。各選手も戦術を理解し、自分の仕事をしっかり行って勝利に結びつけたことは今後の糧となる。
15試合を通し、よりレベルアップを図るための、チームまたは個人としての技術的、体力的、精神的な課題が浮かび上がった。それぞれがしっかり整理して、夏場の強化合宿で詰めていきたい。
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