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会見・コメント

2019-11-07 19:47 追加

NEC・曽我啓菜「ディフェンス面でも軸になれるようにしたい」 姫路・竹下佳江監督「少しずつチームが形になってきた」

SV女子

●金子隆行監督

先週から引き続き姫路さんとの連戦となりましたが、前回の試合では相手のミスに助けられるケースが多く、今週はそこを修正してくるだろうというところで、まずは自チームのオフェンスを機能させなければいけないと考え、試合に臨みました。サイドアウトは何とか取れていたと思うのですが、ブレイクの時間が短いなという気がしていたので、こういった競った試合になったのかなと思います。
明日の試合に向けては久光製薬さんもサイドアウト率の高いチームだと思うので、 そこに対して家がどれだけブレイクの時間を長く取れるかというところがひとつのポイントだと思います。もう一度サーブからしっかり攻めていけるように準備したいと思います。

――今日の試合も前回に引き続き古賀選手のサーブが非常に良かったと思いますが、今シーズンここまでの古賀選手のサーブについてどう評価されていますか?

金子:リーグを通して彼女のサーブのところでブレイクする場面は多いので、彼女のサーブ力もあると思いますが、ディフェンス力もブレイクの時間を長くしている要因だと思います。 また他の選手のブロックディフェンスも機能していると思うので、もちろん彼女のサーブもありますが、チームとしてブレイクを取るリズムがうまく合っているのかなと思います。

――3セット目から曽我(啓菜)選手と山内(美咲)選手を交代した意図は?

金子:曽我もまだ1年目の19歳で、ミドルからライトにコンバートし、サーブレシーブ、オフェンスと仕事量が多いポジションになっているので、彼女の良さがここ数試合、なかなか出ていない部分がありました。そこで経験のある山内に最後は締めてもらうというところで交代しました。

――特別問題があったわけではなかったのでしょうか?

金子:フィジカルの面で問題があったわけではなく、彼女の集中力が少し低下してきたかなというところが見えたので代えました。

――今日はホームゲームということで、ファンの方々の声の力はどのように感じていましたか?

金子:試合に対する声援の力というのはスポーツならではのものだと思います。SNSなどを見ていると、ワールドカップが終わってからバレーに対するいろいろな声があがっている中で、男子の選手を中心に選手たちが声をあげ始めている段階だと思います。私が現役の頃はそのような動きはまだなかった中で、バレー界も少しずつだとは思いますが、何とか選手と協会・機構が一帯となって、バレー界をよくしていこうという空気が流れ始めていると思うので、もっといろいろな人が声をあげて、それをみんなが聞く耳を持って、ファンと選手と運営側が一体となったホームゲームをこれからも作っていきたいと思います。そして、このホームゲームを行うにあたり、いろいろな方にご尽力いただいているということに大変感謝していますし、もっともっとメディアの方々が10人、20人と増えていくようにバレー界がしっかり盛り上げていかなければならないと感じています。

――山田二千華選手について。この夏、ジュニアとB代表を経験し、この半年間の成長を監督の目から見てどう感じていますか?

金子:彼女も昨シーズンは大野果奈などレベルの高い選手がいる中で悔しい思いをしていたと思います。今シーズンはスタメンで試合に出ることができているので、少しずつ自覚が出てきたという気がしていますし、あれだけの身長や手の長さがあるので、それを活かすためには練習だけでなく試合で経験を積んでいく必要があるという思いから起用しています。もちろん彼女にも「あなたが出ることによって出られない選手がいるというところをしっかり意識を持ってやりなさい」と話していますので、今日に関しては彼女も踏ん張ってくれたかなという気がしています。

――ブレイクの時間を長くするためにサーブやブロックなど、どのプレーにいちばんポイントを置いていますか?

金子:今回、ボールが新しくなり、どれだけサーブが重要視されるのか気になる点はあったのですが、先週の男子の数字を見ても、サーブがべらぼうに高いチームが勝っているのかというと違うのではないかと思います。 サーブは大事ですが、戦略的なサーブをしっかり打って、相手の攻撃枚数を減らし、こちらがブロックを絞りやすい状況をつくるというのがひとつの鍵になるのかなと。姫路さんとやる前にファーストサーブからリスクを負って打つことよりも最初はリスクをおかさずに、本数が増えてきたらリスクを負っていこうという話もコーチから出ていたので、今シーズンはサーブというよりはブロックディフェンスの関係だと思います。

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