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会見・コメント

2019-11-07 19:47 追加

NEC・曽我啓菜「ディフェンス面でも軸になれるようにしたい」 姫路・竹下佳江監督「少しずつチームが形になってきた」

SV女子

■竹下佳江監督

今日から2周目(2レグ)になり、NECさんとの対戦となった中で少しずつチームが形となってきたのかなと思われるゲーム内容でした。 ミスは目立ちますが、それは1週目からの課題でもあるので、そこは修正しつつ、やはりこのリーグを戦っていく中では、常にサーブ、サーブレシーブといったところは選手に意識させながらやっていかなければならないなというふうに思っています。今日に限っては前半、レフトサイドの選手の数字が非常に低かったので、そこが苦しい内容になった要因かなと思います。

――今日の試合のサーブに関する評価は?

竹下:今のバレーの流れでサーブが非常に重要であることは選手にも伝えています。 先日の試合では10本近くミスがあったのですが、今日に限って言えば、ミスが8本あるものの、ブレイクを取れているところも多かったので、そこは前回とは少し違うのではないかと思います。

――前回のNEC戦では古賀(紗理那)選手にAパスで返される場面が多かったと思うのですが、今回はサーブのターゲットを散らすように指示されたのでしょうか?

竹下:前回は古賀選手が90%近くサーブレシーブを返していましたので、今日はターゲットを変えつつ、 狭いスペースでも速いサーブをしっかり打っていこうということでブレイクが取れていた部分はあると思います。

――リリーフサーバーで入った20番の安田睦実選手(今年10月に下部組織のマックスバリュから入団)のサーブが効果的に決まっていた場面がありましたが、どのような意図で投入されたのでしょうか?

竹下:吉岡(可奈)のサーブミスの確率が高かったのですが、今日に限って言えば、ブレイクを多く取れていたので、ブレイクを取れていない高木(理江)のところで安田をリリーフサーバーとして起用しました。そこでよく効果的なサーブを打ってくれていたと思います。

――リベロで片下選手を起用された意図を教えてください。

竹下:その日調子の良い選手を使っていくというシンプルな理由からです。 前回の対戦で(溝口由利香選手の)クロス側のディグが上がっていなかったので、今週はどちらの選手がいいのか見極めての判断です。

―― 1レグの反省点と2レグのテーマを教えてください。

竹下:まずリーグに入るにあたって、 V2とV1ではレベルが違うということはチームの中でも常々共有してきました。ただ、レベルが違っているからといって負けていいというわけではないと思うので、 戦う姿勢を崩さずに自分たちの今の力をどれだけ出して、それが結果に結びつくかというところをテーマにやってきました。 1レグに関しては、そういう中でも消極的なプレーが多く、自チームが起こすミスが多かったと思います。そういう形になれば試合にもなりませんし、勝ちもついてきませんし、それが全て結果として出ていたのかなと思います。今日から2レグになり、NECさんとの対戦になりましたが、選手がいろいろなコミュニケーションをとりながら、コートの中でもどうやっていこうということを話し合いながら今日の試合に臨みました。勝ち切れなかったですが、少しずつ形になってきている部分は評価したいと思います。

――先ほどのお話の中でレフトサイドが決まらないということがありましたが、攻撃のバリエーションについてはどのように考えていますか?

竹下:チーム事情もあり、苦しい部分もあります。セッターの部分もそうですが。組み立てや攻撃のスロットを変えようとか、そういう指示は出ています。そういった中でそれを判断して動くのは選手個人なので、そこはやはり課題なのかなというふうに思っています。

――試合の後半バックアタックが増えていましたが、バックアタックの使い方について監督としてはどのようにお考えですか?

竹下: 2セット目から3セット目の初めにかけてイブナ(マラ)がほとんど決まっていなかったのですが、その前は相手のブロックが2枚付き、ここしか上がらないという状況で彼女にトスが上がっていて、彼女も苦しい状況で攻撃を展開していました。 そういった中で良い状態の時にミドルの攻撃を相手に見せることができていたので、相手がそこでフロントしてきたりとかリリースする場面が出てきた中で、堀込が真ん中のバックアタックを上手く使った場面はすごく理想的な形でした。やはり相手のブロックとの駆け引きの中でどう組み立てていくかというところがセッターが悩むところだと思うので、そこはいい判断だったと思います。ただ数字的に見たら、バックアタックって効果が出ていないんですよね…。

写真:堀江丈、黒羽白

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