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会見・コメント

2019-11-08 23:25 追加

久光製薬・石井優希「自分らしいキャプテンになりたい」日立・窪田美侑「多治見監督にブロックを教わっています」

SV女子

●多治見麻子監督

先週は2連敗だったので、フルセットにはなりましたが、今週の1戦を勝ち切ったことで選手たちの自信に繋がったと思うので、勝ててよかったです。

――久光製薬に対してはどのようなところをポイントに戦いましたか?

多治見:どのチームに対してもサーブを攻めることができないと自分たちのブレイクには持っていけないので、サーブを攻めるというところ。そして、今日からハンナがミドルに入ったので、 日立はどうしても攻撃がレフトに偏りがちなのですが、佐藤がうまくトスを散らした中で最後はエースが決めてくれました。あとは粘って最後まで諦めずに頑張ったのが勝因かなと思います。

――ハンナ選手がミドルに入ったことで、今後はどういったところにフォーカスしていきますか?

多治見:ミドルなのでまずブロック。あとはまだまだコンビなどは今から合わせていく段階になりますので、ラリー中からでもミドルが使えるように。佐藤がいろいろなパターンの組み立てをできるように、セッターだけがミドルやライトを使うのではなく、アタッカーが助走をとって入っていかない限りは、ミドルやライト、バックアタックも含めて入っていけないので、スパイカー陣がしっかり呼び込めるようにという形をもっともっと増やせるようにしていきたいです。

――ミドルブロッカーのハンナ選手、芳賀選手、入澤(まい)選手の現状の評価を教えてください。

多治見:先週までは芳賀と入澤を起用してきて、今シーズンは頑張ってリードブロックをやろうということで取り組んでいます。頑張ってはいるのですが、まだまだ横の動きが遅くなる場面もあるので、そこは2人は引き続き頑張ってほしいと思っています。ハンナはもともとリードをやっているので、日本のスタイルに慣れてきたら、もっともっとワンタッチやブロックポイントが増えてくると思います。あとは先ほども話したように、ミドルがラリー中に攻撃に入ることが少なく、レフトに頼ってしまっている部分が多いので、もっとできるようにしていきたいと思います。

――1セット目、渡邊(久惠)選手を早い段階で長内(美和子)選手と交代しましたが、この采配の意図を教えてください。

多治見:渡邊がなかなか決め切れない場面があって、長内は先週なかなか調子が上がらなかったのですが、今週は練習でいいスパイクも出ていて、コンディションも良さそうだったので交代しました。日立の場合は渡邊、長内、上坂(瑠子)と3人レフトの選手がいる中で調子のいい選手を試合の中でうまくメンバーチェンジをしながら起用していくのが大事かなと思っています。 そういうところがチーム力というか。長内も今日は本当に頑張ったと思います。

――窪田選手が多治見監督からブロックについて教わっていると言っていましたが…。

多治見: いつもミドルのことばかり言っていますが、ブロックというものはサイドの基準があってのミドルですので、サイドの選手がしっかり基準を取ってあげないと成り立たないので、サイドの選手には日立に来てから言い続けています。 位置取りや手の出し方はまだまだだと思うので、そこは引き続き言い続けて練習していきたいと思います。

――今日の試合でVOMを獲得した小池(杏菜)選手のよかった部分は?

多治見:小池は普段の練習から最後まで諦めず、後ろからバックアップしてということを常にやっている選手です。今日もコートの中で安心できるようなプレーをしてくれたかなと思っています。途中からレシーバーで入った齋藤(加奈子)もリベロなのでどっちを起用しようか迷うのですが、 齋藤も今日は頑張ってくれました。日立というのはあのようにつないでつないでというのが大事になってくるので、2人ともよくやってくれたと思います。


写真:堀江丈

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