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コラム

2019-12-03 16:53 追加

北沢浩のバレーボール質問箱 スパイクのフォーム サーキュラー、ボーアンドアロー、ストレート

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要約させていただくと、

①ブラジル)ガビ選手のスパイクスイングはサーキュラーアーム?

②サーキュラーアームは昔(1990年前後)から推奨されているが、現在も有効か?

③サーキュラーアームスイングは男子を中心に世界中に広まったが、日本代表女子ではほとんど見ないのは何故?

※ジュニア世代からスパイクスイングの専門的な指導を受ける事が出来れば、世界標準の普及に効果的につながるのではないだろうか
————————————————–

《ご質問の回答》


ガビ選手はサーキュラーアームスイングですね。
女子では珍しく、非常にダイナミックで魅力的なスパイクフォームだと思います。


今でも有効だと考えます。
時代を経てバレーボールは高速化&複雑化していますが、一般的なスパイクのスイングは下記3つを継続しています。

(1)ストレートアーム  (写真例:伏見大和選手)

(2)ボウアンドアロー  (写真例:石川祐希選手)

(3)サーキュラーアーム (写真例:西田有志選手)

この3選手による連続写真はこちら
※最後に簡単な説明あり


様々な要素がありますが、僕なりの考えを並べてみます。

スパイクスイングをはじめとする基礎スキルは小学~中学校で習得する人が多いと想定し、以下3つの要素により習得されると考えます。

(a)指導者による指導
(b)憧れの選手のマネ
(c)自主学習/発見

③のご質問である、日本代表女子でサーキュラーアームスイングの選手を見ないのは、上記3つのどれにも当てはまらなかったためと考えられます。

例えば、(a)では指導者のスパイクスイング(3種類)に対する理解がなかった。または知識としては理解しているが、サーキュラーアームは身体の使い方が難しく、まずは覚えやすいボウアンドアローやストレートアームから指導した、等。
(b)では憧れの選手(近くにいる先輩や当時の日本代表女子等)にサーキュラーアームの人がいなかった。
効率良くスキル習得をする手段として「憧れの選手のマネ」をするのはオススメですが、そのお手本・対象となる選手にサーキュラーアームの人が居なければそもそもお話になりません。

僕が記憶している限りでは、日本代表女子でサーキュラーアームの選手は成田(旧姓:大懸)選手が唯一だったかなと思います。

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