2020-01-21 12:03 追加
デンソー・井上琴絵「相手はもちろん、仲間もしっかり見るよう心がけた」、田代佳奈美「全員が一つのボールに対してアグレッシブだった」
V1リーグ女子 ファイナル8 デンソーエアリービーズ 記者会見コメント
SV女子
2020年1月18、19日に船橋アリーナ(千葉県)で行われたV1リーグ女子ファイナル8、デンソーエアリービーズの記者会見コメント(2試合)をお届けする。
デンソーエアリービーズは2勝1敗9ポイントでAグループを1位通過した。
1月18日 第1試合 デンソー 3(20-25、25-19、25-17、25-20)1 NEC
●田代佳奈美選手
1セット目は相手のディフェンスが良かったです。2セット目からはしっかり全員で会話して切り替えることができました。それがスタートからできればなお良かったと思います。
●兵頭由希選手
交代してコートに勢いをもたらす仕事を任されました。試合に出れないときは悔しい思いもありました。みんなを笑顔にさせるために走り回って流れを持ってくるということを頑張りました。
●東谷玲衣奈選手
NECさんはオフェンスでガツガツ来ていました。自分はディフェンスに徹しようとディグやブロックに集中しました。
――田代選手に。ここのところジャック(シニアード)選手の決定率が上がらず、1セット目も苦しんだと思います。2セット目から修正できたのは?
田代:ジャッキーとは1セット目からいい会話ができていました。入りを気にしていたので、そのままでいいと伝えた上で、コンビを変えたり、トスの高さを出したりしました。でも一番のポイントは監督が相手とのマッチアップを変えたところだと思います。
――兵頭選手に。コートの中に入って雰囲気を変える役目を見事に果たしています。試合ではアウトサイド、アップゾーンではセンターポジション。アップゾーンが注目されることに関しては?
兵頭:デンソーの良さは明るさ。ベンチが明るいところから試合にいい流れを持っていけたらと思っているので、アップゾーンも変化をつけながら頑張っています。
――東谷選手に。初戦を落としたことで大きなプレッシャーがあったと思います。以前、自身の性格を良くない方向に考える傾向があるとおっしゃっていましたが…?
東谷:工藤(嶺)選手の調子が上がらない時に起用されますので、劣勢の場面で出ることを覚悟してやってきました。自分にはメンタルの弱さもあるんですけど、そんなことを言っている場合じゃないので。とにかく勝たないといけないので強気でやってきました。
――その強気はチームに好影響をもたらした?
東谷:攻撃面では反省もありますが、サーブカットとかブロックでは相手にいいプレッシャーをかけられたかなと思います。
●川北元監督
ファイナル8という大きな試合。たくさんのお客様にバレーボールを見ていただけて、とても嬉しかったです。試合は非常に苦しい展開でした。NECさんが優位に進んでいたという印象です。その中で少しずつリズムを取り戻して、劣勢の場面から勝ちきれた。選手の頑張りが全てだと思っています。
――2セット目はマッチアップを変えましたが、その他、戦術面での工夫は?
川北:得点源のジャッキーに対して、向こうがいいディフェンスで対応してきました。少しローテーションをずらして我々の攻撃にリズムを取り戻せたらと思いました。サーブで相手のいいコンビネーションを作らせないことが一つのキーポイントでした。
――1セット目、サーブレシーブのミスなどデンソーらしくない固さを感じました。敗戦から1週間、相当のプレッシャーがあったと思いますが、選手のメンタル面は?
川北:自分たちの「仲間」に対して、どれだけの自信が持てるかということが大きいと思っています。自分が自信を持って相手に挑むことも大事ですけど、自分の仲間がどれだけ大切で、その仲間のおかげでどれだけ自分が自信を得ているか、ということです。ミーティングを重ね、そのことをお互いに伝え合う作業をたくさん行いました。
――ここ数試合、ジャック選手の数字が上がらなかったのは各チームの対策の影響?
川北:どのチームもジャックが得点源ということはわかっていると思いますし、対策は当然練っていると思います。その中でどれだけジャックに頼らず得点を重ねていけるか、そこがとても重要だと思いました。
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