2020-01-22 12:02 追加
埼玉上尾・吉野優理「頼るだけじゃなくて信頼されるように」、シュシュニャル・カタリナ「自分のプレーから感じ取ってくれているのであれば嬉しい」
SV女子
1月19日 第2試合 NEC 2(20-25、25-16、25-23、23-25、12-15)3 埼玉上尾
●井上美咲主将
相手のサーブでこちらのリズムが崩れましたが、勝ちきれたことが良かったです。
●山岸あかね選手
相手のショートサーブに苦しめられました。勝てたことが本当に良かったです。
●シュシュニャル・カタリナ選手
難しい場面がたくさんあって苦しかったです。ハードワークをして勝つことができて良かったと思います。最後まで勝つ気持ちを持って戦えました。
――シュシュニャル選手に。日本でプレーすることについてどう感じている?
シュシュニャル:自分の現役生活の中でいい経験になると思って来日を決意しました。上尾メディックスのチームメイトが大好きです。ここでみんなで暮らせることが自分にとっても嬉しいことです。上尾はとても快適な街ですね。
――昨シーズンは打数が圧倒的に多く、それに比べると今シーズンは抑えめ。どちらが力を出せている?
シュシュニャル:打数はさておき、昨シーズンに比べて快適にこのチームでプレーすることができています。チーム自体が昨シーズンより成長していて、総力をあげて戦えていることを満足に感じています。バレーボールは団体競技、このように成長しながらプレーできていることが本当に嬉しいです。
――豊富な経験をチームにどのように伝えていますか?
シュシュニャル:言葉で伝えるより自分のプレーを見て感じ取ってくれているのであればいいなと思います。そこについては彼女たちに聞いてもらうのが一番だと思います。
――井上主将と山岸選手に。シュシュニャル選手から学んでいることは?
井上:練習に取り組む姿勢だったり、コンディションを整えて試合に向かうことを勉強させてもらっています。
山岸:プレーで見せている。本当にその通りだなと思います。大事なことを的確に短い言葉で言ってくれるのでわかりやすいです。
――井上主将に。昨シーズンは好調を保てず、終盤にトーンダウンしました。今シーズンは勢いが維持できているのはなぜ?
井上:メンバーがさほど変わっていません。去年から積み重ねてきたコンビだったり、ブロックのシステムだったり、そういうものが今年試合に出ていますね。いい傾向だと思います。
――山岸選手に。落とすセットと取るセットの波があることに関しては?
山岸:確かに、落とすセットは淡白に負けてしまうところがあります。でも、そのまま行かないのが今年のいいところかなと。去年はそういうセットがあるとそのままずるずる行ってしまっていましたが、去年の経験からそこをみんな感じていてくれている。切り替えて、みんなで粘っていくことが今シーズンできているのかなと思います。
●吉田敏明監督
後手を踏んだ戦いになりました。苦しい試合でしたが、勝って終わって良かったというところです。
――今日は佐藤(優花)選手を長く使われました。椎名選手は高さ、堀江選手はスピード。佐藤選手に求めているところは?
吉田:アタックのうまさですね。背は低いですがハイセットをうまくこなせる力がある。ボールコントロールがうまい。今日はとても良かったと思います。課題はブロックですね。使うタイミングは少し難しいのですが、いい選手だと私は思っています。来週のメンバーをどうするか、また今週の練習を見て、ですね。
――監督から見たセミファイナルの対戦相手、JTの特徴は?
吉田:外国人選手の決定率の高さ。一度乗ってくると止められないですね。サイドアタッカー陣の速くてパワフルな攻撃。ミドルもしっかりしている。とても強いチームだと思います。
――世界標準的なチームと言っていいのでしょうか。埼玉上尾さんが目指しているのもまた近いものでしょうか?
吉田:オポジットに得点源の外国籍選手を入れているところでは同じですね。ただ、うちは極論すればオープンバレーです。JTさんは速い。我々は我々のスタイルを全うするだけです。
取材・撮影 堀江丈
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