2020-01-30 13:06 追加
ジェイテクト西田有志「ひっさびさに負けたんで複雑」高橋慎治監督「うちのバレーを全くさせてもらえなかった」
ジェイテクト会見コメント
SV男子
■ジェイテクト
●高橋慎治監督
今日はサントリーさんに完全に負けた。うちのバレーボールをやらせてもらうことが全くできなかった。この敗戦を前向きにとらえて、また次の試合に向けて準備していきたい。
――ここまで2敗しかしていないというのは、どんなところに要因があるのでしょうか。
高橋:個々の能力が上ったこともありますけど、それ以上にメンタルですね。気持ちがみんな目の前の試合に勝つことに集中している。でている選手、出ていない選手、スタッフすべてがそうなっているのが、今の結果につながっていると思います。
――サントリーが、ムセルスキーを真ん中でブロックに跳ばせたことで、影響はありましたか。
高橋:どうしてもムセルスキーが真ん中にいることによって、セッターがミドルやパイプの攻撃をしにくくなった。そこでセッターに声掛け、アドバイスができていればよかったのですが、できなかったのが私の反省点です。
●西田有志
チームとして全てダメなところが出た。自分の課題は、日本人としかやってないという意識で入ってしまったのが間違い。その中でムセルスキー選手だったり、ジー選手といったところの高さのあるブロッカー相手に、対応できなかった。
今日は100%気持ちよくスパイクを決めれたかと言うとそれは1回もなくて、それはマテイ選手も言っていた。それをしっかり改善する。久しぶりに負けたので、逆にこの感覚がなくなっていたのがよくなかったのかなと思いました。
――ワールドカップでもリーグでもポイントを取っていましたが、それでもポイントを取るサーブじゃないんですか?
西田:たまたまポイントが取れているだけで、自分としては崩すサーブを狙っています。取りに行く感覚よりも、崩す。現代のバレーはサーブ&ブロックなので。
――試合後にカジースキ選手と話していましたが、何を話していたのか。
西田:カジースキ選手が言われたのは、日本人の高さではないブロッカーとやっているんだから、指先を狙うとかしないといけない。コンディションが悪いというより、相手の高さに対応できていなかった。
今日の負けは向こうがいいバレーボールをやって、こっちがいいバレーができなかった。両サイドの決定率が40%くらい。これを決めないといけないのがふたりともわかっている。セッターとも話し合わないといけないし。つなぎも悪かったし、自滅した試合でした。
――昨日フルセットでコンディションが万全でないときに今日の試合でしたが。
西田:それもありますし、昨日2試合目、今日1試合目というのは選手としては厳しいものはありますが、そう決まっているからには言い訳にはしたくない。今日ベストコンディションではなかったけど、それは自分が未熟だから。1バレーボールプレーヤーとしてもっとレベルを上げていかないといけない。
――勝ちグセのついているチームって負けた時に結構落ち込むことが多かったり、コートで寡黙になる事が多いですけど、今日負けたあと、カジースキと本間選手と話していた。負けたときのフォローの仕方で心がけていること。
西田:ほんとひっさびさにまけたんで、まあ複雑な気持ちですけど、考えることはありますけど、自分たちはチャンピオンじゃないので、チャレンジャーなので、やってる中で内容がどうだったのか、常に次の試合に向ける。今シーズンそうやっている。目の前の試合を勝つために何をしなければいけないかということの繰り返し。過去初めてこれだけ連勝したので、油断もあったかもしれません。切り返しの仕方をチームでやっている。自分たちは去年ファイナル6に出てないですし、切り替えしていい方向に持っていけるのが強いチームだと思う。
――サントリーの選手もチャレンジャーの気持ちでと。今日は決勝のつもりできたと。サントリーが戦い方を変えてきたというのはあったか。
西田:自分たちをどのチームも倒しに来ます。自分たちがやられたか、パスが返って、コンビネーションの僅かなズレで、100%いい感じで打てていたかと言うと、そうではなかったですし、向こうのブロックのシステムも多くかけてきた。相手がこちらにこういう対策ができた、こういう試合にかけてきたということ。
これが逆に、自分たちの負け方が、こういう負け方で前のパナソニックさんにも負けてるんで、相手チームをどう対策するのか。2試合あるなかでどっちにも対策するのは難しいですけど、それがこのリーグなのでしかたない。
――20歳のお誕生日の抱負を。
西田:ちょうど誕生日の次の日に試合なので、今日の負けを糧にして勝ちたい。
健康でいたい。20歳になれば色々変わるけど、気づいたことをもっと成長したい。
写真:火野千鶴
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