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会見・コメント

2020-02-04 17:12 追加

JT広島深津旭弘「3位を死守。気持ち気持ちというが、もう気持ちだけじゃだめ」サトレル監督「私達はまだ真の姿を見せていない」

JTサンダーズ記者会見コメント

SV男子

2020年2月2日
JTサンダーズ広島1-3サントリーサンバーズの記者会見コメント。ファイナルステージ進出が決まり、3位と4位の直接対決という注目のカード。サントリーは1月26日のジェイテクト戦でオポジットのムセルスキー選手をミドルブロッカーとしてブロックに跳ばせ、ライトからミドルブロッカーの小野遥輝選手や塩田達也選手が攻撃するなどの奇襲を仕掛け、首位のジェイテクトをストレートで破る。2月1日には代わって首位に立ったパナソニックとの対戦でストレート負けを喫したサントリーが、今季1レグ2レグと連敗してきたJTサンダーズに第1セットを取られながらも3-1で勝利した。

■JTサンダーズ広島
●山本将平
1セット目は自分たちが先行する形で、自分たちの思い通りのバレーができたんですけど、2セット目以降というのは序盤に多少リードを許してしまって、相手に余裕を持たせてしまったという展開がまずかった。(そこが)反省点かなと思うので、序盤の入り方というのをもう少し改善してまた来週に。いい材料は今日も見られたので、それを糧にして、また練習して来週に備えたいと思います。

●深津旭弘
大事な試合とわかっていて、負けてしまったので、仕方ないというか…。あと3つあるので、次の勝ちに向けて行かないといけない。とりあえず3位は死守する。サントリーさんとまたごちゃごちゃした争いになると思う。そうは言っても自分たち次第でどうにでもなる順位ですし、本当に次の来週、再来週、あと3つ勝つことが重要と思っています。

――サーブで崩してブロックで仕留めるという、自分たちがやりたいバレーを向こうにやられた感じですが。

山本:そうですね。1セット目に関してはある程度自分たちのバレーができたんですけど、2セット目以降は、逆にこっちのサーブもなかなか効果がなくて、相手にコンビを組ませてしまったのかなと思います。

――向こうのジャンプサーブにやられた印象ですが、対応が難しかったのでしょうか。

山本:対応が難しいのも何本かはあったかもしれないですけど、リードされている展開に余裕を持てなかった。自分たちで逐一確認したりできたと思うんですけど、そういうのも焦ってしなかったりとか、それで点を取られる部分も大きかったと思う。凄く苦しい場面でもしっかりコミュニケーションを取って、いつも通りのレセプションをするというのも、これから大事にしていければなと思います。

――先程言われていたいい内容とは。

山本:サントリーさんも凄くいいバレーをしたというか、正直自分が思っている以上の力があったという部分があって、なかなか苦しい展開はあった。でもみんな声を出して雰囲気をとにかく崩さないという部分では徹底できた。戦う姿勢という部分では、最初の頃に比べてみんな持っていたし、最後まで戦う姿勢があった。そこは継続して、というか毎試合毎試合、しっかりそういう気持ちを持ってやっていくということが大事なのかなと思います。

――深津選手に、今の課題はなんですか。

深津:むこうがサーブで攻めてきて、こっちがサーブで攻めようとしても、やっぱり向こうに流れがある中で、向こうのリズムがいい時にもうちょっと仕掛けることができれば、もう少し突破口が開けたと思うし、こっちが攻めても向こうが波に乗ってるときにはやっぱりある程度のところには(サーブレシーブが)返ってくるし、そういったときに仕掛けが足りなかった。サイドアウトの部分では崩されてたらしょうがないので、そういうときに割り切ってエドガーなのか他の選手が頑張るのかわからないんですけど、そういうのをやりながら見つけられなかったのが、そのまま敗因になったと思います。

気持ち気持ちって言ってたけど、もう気持ちだけではしょうがない部分になってくると思う。あとは戦術だったり個人個人の技術だったり、そういうところを、ああいう状態になっても気持ちだけではないなにかを出せるようになれば、それは僕もそうだしそういう掛け声を自分はもっとしないといけないと思うので、どうやって打開策を見つけてどうやって流れを変えるとか、そういう具体的な話をもっとすればよかったと思います。

――そういう意味では収穫もあったということでしょうか。

深津:そうですね。でもいつもこういう試合になったときに、こういう風に課題が僕自身は出てるので、何回やってんだって話なので、もうちょっと年長者としてセッターとして、責任はあるかなと思います。

――残り3試合、上位チームとの試合も残っていますが。

深津:全部勝たなくても、まあ全部勝つのが一番いいですし、とにかく来週土曜日まずFC東京さんと試合があるので、そこをまず勝って。また受け身になってもしょうがないので、上位チームとやって自分たちがどのくらいできるのかとか、またこういう状態になるかもしれないし、何か突破口を開けるようなチームに。気持ちの面はできたと思うし、山本も言ったように。あとはどういうプランで進めるとか、ああいう流れになったときにベンチと選手、あとは選手独自にどういう風にするか、もっと頭を使ってやっていけば、もっともっといいと思うので。負けるのはマイナスなんですけども、ずっとクヨクヨしてもしょうがないので、次に向かえるポジティブなエネルギーでまた練習を再開できればいいかなと思います。

――お二人に。今日のサントリーのようにサーブでポイントを上げれるチームだったり、どんどん攻めて突破口をとなってくる中で、そこからの打開策としてチームの課題は。

山本:とにかくAパスが難しいサーブとかは、今後もいっぱい出てくると思うんですけど、例えば二段トス、ハイボールで決めれなくても次のブロックだったりディフェンスだったりでなんとか引っ掛けて、ラリーをして相手がミスをするのを待つのもいいし、とにかくラリーで、サイドアウトで一発で決めれなくても切り返しで粘って粘ってやっていくっていう部分ができれば、それが1つの突破口なのかなと思います。

深津:強く打つだけが強いサーブじゃないし、じゃあここを狙ってこういこうとか、そういう前後ろの連携だけだと思うし、ただシンプルにそこだけだと思うので、そういう会話をすることでもう少し自分たちが点を取れる回数が増えればいい。そうやって点数をとっていけば、「よし、もっとああしよう、こうしよう」というのが出てくると思うので、そこまでやれればいいかなと思います。

――深津選手に。1セット目まで相手のムセルスキー選手がミドルのブロックに入っていたが、ムセルスキー選手が真ん中にいるときはセッターとして意識されていましたか。

深津:彼がミドルでくるというのはある程度予測できていて、あんまり意識せずにやればいいかなという感じでした。逆に戻ったあとに気にした部分があっので、そこでもうちょっとエドガーにしっかり打たせればよかったと思うし、そこは僕のミスだなと。ミドルで来ようがサイドで来ようが、そこまで気にせずやることが重要かなと思って臨みました。

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