2020-02-04 17:12 追加
JT広島深津旭弘「3位を死守。気持ち気持ちというが、もう気持ちだけじゃだめ」サトレル監督「私達はまだ真の姿を見せていない」
SV男子
●サトレル監督
これまで何度も私は満足のいく内容だったと言ってきましたが、今日はそうは言えません。当然それは、我々と3位争いをしてるサントリーに負けたからです。今年のレギュラーシーズン3位は、去年の3位とは意味が違います。でもどうにかまだ我々には最後まで道が開かれています。常に100%の力を出して常に高いレベルを維持するのは簡単ではありません。ですから、我々にも波があることを受け入れながらやっていかなければいけません。
――前回のサントリーに勝った時には、そのときのサントリーはベストではなかったとおっしゃっていましたが、今日のサントリーはベストだったのでしょうか。
サトレル:はい、確かにあのときサントリーは我々に真の姿を見せてなかったと言いました。今日はより真の姿をサントリーは見せてくれましたが、彼らはもっとできると思います。逆に我々は自分たちの仕事を十分にできませんでしたし、自分たちの実力を発揮することができませんでした。こちらの方が我々が負けた原因としては大きいです。相手が良かったというよりは自分たちのせいで負けたということです。
――今日のようなサントリーと試合ができたことは、ファイナルに向けてよい材料となったということですか。
サトレル:今日のサントリーはベストに近いパフォーマンスで、これよりパフォーマンスを上げるのは簡単ではないでしょう。彼らはムセルスキーを擁していますが、ムセルスキーがすべてではありません。彼はいい仕事をしましたが、最後の2セットはそこまで活躍できておらず、他のスパイカーの方が上回っていました。最終セットを見てみると、ムセルスキーの決定率は22%でしたが、彼以外のスパイカー全員が100%のスパイク決定率でした。これが彼らが出せたものであり、逆に我々が出しきれなかったものです。特に我々はレシーブ面において力を発揮できず、競ることができませんでした。
――残りレギュラーラウンド3試合の戦い方について。
サトレル:今日我々が負けたことで観客は面白くなったかもしれませんが、もちろん我々がやることは今日のことを忘れて、もしくは今日のことを活かして良くなるために何が必要かを探ることです。残りの3試合はプレーオフでの順位を大きく左右します。もちろん我々が何をすべきかこれから分析しますが、これまでのリーグを通して我々はとても良く、ほとんどの相手に勝っていますので、このレベルをどう維持していくかを見つけることが大事です。大きく変える必要はないと思っています。サントリーが前に真の姿を我々に見せていなかったように、我々もまだジェイテクトとパナソニックに真の姿を見せていません。我々は彼らに対してもっとできるし、彼らに勝つことができるとも思っています。
取材・写真:堤敏樹
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