2020-02-08 09:10 追加
群馬銀行・吉岡みなみ「チャンスをもらった、入れ替え戦では攻めていきたい」、ブレス浜松・水上真悠子「セッターを信じて助走すればスピードとパワーは両立できる」
V2リーグ女子記者会見コメント
V女子
2020年2月1日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)で行われたV2リーグ女子の記者会見コメントをお届けする。
第1試合 大野石油 3(25-20、28-26、25-20)0 浜松
■ブレス浜松
●松川美咲選手
一人ひとりが今何ができるのか、前回勝利したアランマーレ戦ではそれを考えることができていました。今回は自分たちの力を出せないまま終わってしまいました。悔しいです。
●水上真悠子選手
常に2点差くらいを追いかける展開が続いていました。パス、サーブ、スパイクのコース。詰めの甘さが失点につながってセットを取りきれませんでした。自分たちの力を出し切ったという感じはありません。悔しい試合になりました。
――前の試合ではできていたことができなかった。自分たちの力が出せなかった理由は?
松川:1点に対する執着心が薄かったのかなと思います。アランマーレ戦では一人ひとりがやってやる、取りに行くぞっていう気迫が出ていたと思うんです。
試合では相手も対応してきます。今日はそこに対して全部受け身だったかなという気がしていて。なんか違う、なんか違うって。
相手が対応してくるからこそ、自分たちがその上をいく、もっとやってやるぞという気持ちがあれば1点が取れていたと思うんです。だけど、自分たちが違和感を抱えたままで行っちゃったなと。
お互いにラリーして最終的に粘り負けというか。拾われることによってアタッカーはじわじわとダメージがくると思うんですよね。
――それを打開するためには?
松川:もっともっと声を出して…声で一つになれると思うんですよね。うちのチームは雰囲気が悪い時にはシーンとなってしまって。
そこをみんなで声を出して乗っていけば自分たちの波ができて勝てると思うんです。今日は会話が途切れていましたね。自分自身も空気を変える声がけを意識したんですけど、まだまだダメだったなって思っています。
――水上選手に。思うようなプレーができないことに対してアタッカー視点からはどう感じていますか?
水上:スパイクが決まらない時は調整してしまうというか。ボールを置きにいきがちなんです。でも、そこで自分のフルパワーで打たないと通用していかないと思います。細かいことを気にせずにもっと思いっきり入って思いっきり打てば展開が変わったのかなと思っています。
――スピードとパワーは両立が難しいのでは? ジレンマもあると思うのですが。
水上:濱田監督がいつも言っているんです。「アタッカーが合わせるんじゃなくて、アタッカーはとにかく思いっきり走れ。合わせるのはセッターなんだよ」って。
自分も合わせることを意識して助走に入るとセッターとなかなか歯車が噛み合わなくなるのを感じています。セッターを信じて走って自分はフルジャンプして思いっきり打っていけばスピードもあるし力のあるスパイクを打てている実感はあります。
ラリーが続いてくると助走で開ききれていない時があるので、そこはもっと向上させないといけないなと思っています。
――思い切り助走に入ることでスピードもパワーも両立できると考えている?
水上:はい。
――監督から求められることは?
水上:気持ちの部分ですね。
――気持ちが表に出せない?
水上:出せないというより、私は弱気になっていると見られがちなんです。自分ではそんなに弱気なつもりはないんですけど(笑)レフトなんで表に出る気迫は必要だと思います。
それから鋭いスパイクを打つことはもちろん、フェイントでいなしたりそういう引き出しも、ですね。あんまり考えすぎないで自然と身体が動くようになることを求められていると思います。
――意識していても助走が思うようにできなくなってしまうのは体力的な問題なんでしょうか?
水上:癖ですね。開く方向が一緒になってしまうんです。助走は距離だけじゃなくて、方向もありますから、工夫次第でもっと打ち込めると思います。いままでやってきた、身体に染み込んだバレーを一回バサッとやりたいと思っています。
――松川選手に。9人制からの加入ですが6人制との違いは?
松川:サーブの速さが違うかな。9人制だとサーブが2本打てるんですよ。1本目がアウトでももう1本打てる。9人制で1本目にがむしゃらに打ってくるサーブに比べると6人制の方がちょっと遅いかなと感じています。もちろんコートの中に6人しかいないのでその分の大変さはあるんですけど。
――サーブレシーブ成功率1位の理由はそこですかね?
松川:そうかもしれないですね(笑)
水上:いやいや、ブレスのサーブがいいんですよね(笑)
松川:普段練習しているサーブ。試合に出たらかなりすごいはずなんです。それと対峙しているから今の結果が出ているのかなって思います。
9人制のサーブキャッチって球に吹き飛ばされないように正面で取れって教わってたんです。どんなボールでも先に入って正面で取る。
濱田監督は体をずらして横で取れ、と。最初は難しかったんですけど身についてきたらきっちり返るようになった。今の効果率は濱田監督のサーブキャッチの教えがあってのことだと思います。
――守備範囲については?
松川:前後の関係、ブロックとレシーブの関係はあると思うんですよね。でも決まった事をやろうとしてもそこに相手は対応してくる。約束事以外への対応だったり、ワンタッチブロックで軌道が変わったときの予測だったりとかまだまだもっと上手くなりたいと思っています。
●濱田義弘監督
先週、7連敗後の勝利を収めました。今日も勝ちにいったが結果が伴わず、でした。決定力不足を痛感しています。やりたいことはできているのですが、最後のフィニッシュの部分ですね。スパイカー陣が決めきれないと、こういう結果になってしまいます。
――チームの戦術理解度は深まってきている?
濱田:そうですね、スピードが上がってミドルがうまく1枚になるケースもあります。セッターも新人(内定)ですし、合わせていきながら育ってくれたらなと思っています。
サーブは、今日もほとんど相手を崩して二段にしているんですけど、そこからうちが仕留めきれていない状況。自分たちで決めきれない。サーブは本当に効果あるものを打っていると思うんですけどそこを点数につなげられていないのでこういう結果になっていますね。
――現在のチーム進捗は?
濱田:スピードバレーをやりたいと。小さな選手が多いので高さだったり、スパイクがきれないというのが課題ですね。ディフェンスがいるところにしか打てていない。ブロックへ当たって全部ワンタッチ、相手のチャンスボールになる。
サイドのジャンプ力をあげようと思っても簡単に上がってくるものじゃないですし、途中熊本(比奈)が離脱しましたのでそういうのも痛手でした。今は出来る精一杯じゃないかと思いますね。
――リベロの松川選手はサーブレシーブ成功率ランキングで1位です。
濱田:9人制が抜ききれないという課題もあります。6人制の方が守備範囲が広くなりますので。サイドの選手をアグレッシブにカバーして欲しいですし、1本とってチームのリズムをガラッと変える。そういうプレーにも期待しています。
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