全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>コラム>2019-20シーズン V.LEAGUE DIVISION3 男子総括

コラム

2020-02-26 07:29 追加

2019-20シーズン V.LEAGUE DIVISION3 男子総括

V男子

準優勝 近畿クラブスフィーダ 10勝5敗 29P

最終戦まで優勝のチャンスがあった。14試合を終えた時点で奈良と1勝差、ポイントは上回っていて、最終日直接対決に勝てば逆転優勝であったが、あと一歩及ばなかった。今季就任した髙橋幸造監督は「最終週はチームが初優勝するためには負けられないという大きなプレッシャーがかかり、動きが硬くなってしまい、普段出ないようなイージーミスが要所で出てしまった」と振り返る。

今季就任した髙橋幸造監督(右端)近畿クラブ前身のTOYO TIRESを経て豊田合成(現WD名古屋)で活躍した。

近畿クラブには、今季27名の選手が登録されている。このうち12名が社会人、15名が近畿大学の学生である。現在V1リーグで活躍するWD名古屋の山近哲、大分三好の濱本豊、今季Vリーグ栄誉賞を受賞したきんでん(V2)毛利光生など、学生時代にこのチームで活躍したOBも多い。
開幕時期は大学生が全日本インカレに出場するため、社会人中心の布陣で臨み、以後、日程の折々で選手が入れ替わる。シーズン終盤は学生が多めの布陣であった。シーズン通じて試合にフル出場しているのがOH本多駿、MB那須野裕進くらいで、それ以外のメンバーが固定されない中、髙橋監督は「常に相手選手や相手チームのことを考えてプレイをすることをゲームを通じて伝え、実践してきました」という。リーグの後半には、「選手たちで考えて相手オフェンスに対応したブロック、ディフェンスシステムを仕掛ける場面が出てきた」と、チームとしての成長を実感していた。来季の戦いにさらに期待したい。

シーズンを通してコンスタントに出場した本多駿(中央)と那須野裕進(右)両選手。左は今季加入した本多泰成選手(駿選手の10歳年下の弟)。兄弟揃ってコートに立つ場面もしばしば見られた

>> コラムのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック