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コラム

2020-02-26 07:29 追加

2019-20シーズン V.LEAGUE DIVISION3 男子総括

V男子

3位 サフィルヴァ北海道 7勝8敗 24P

初めてのVリーグを駆け抜けた、サフィルヴァ北海道

今季よりVリーグに加盟し、初めてのシーズンを終えた。スパイク賞奥田基嗣、ブロック賞笠原佑斗、サーブ賞十良澤太一の3選手が個人賞を受賞し、初年度から能力の高さを感じさせた。ただ、ここ一番での決定力不足で接戦をものにできず、優勝争いに食い込むには至らなかった。

昨年9月に就任した渡邉孝監督は、初めてのリーグでの戦いについて「今季は個々のポテンシャルを引き出すバレーを進めた。来季以降はまずチームコンセプトを明確に打ち出し、その中で個人の力を出すというようにシフトしていきたい」と語った。
個人賞を受賞した3選手はいずれも北海道学連の出身。チーム全体的に、北海道出身の選手が多い。内定選手として加入し、年明けから起用された選手も北海道学連の大学所属。中でも阿部誠樹(東海大学札幌校舎)は、リーグ序盤にケガで戦列を離れたブルークに代わり、オポジットとして活躍。大学ではOHだったが短期間でチームの攻守を支える存在へと成長した。また「時間があれば本格的にOPとして起用したかった」と渡邉監督が語ったサウスポーの柿崎充(札幌大学)は、出場機会こそ少なかったが要所要所で鋭い攻撃を見せ、大いにアピールした。柿崎はリーグ戦を終えて「リーグ戦の経験を大学に還元し、北海道の大学全体のレベルアップにつなげていきたい」と語った。

リリーフサーバーでの出場が主ながら、コート内外で絶大なリーダーシップを発揮した青島賢司主将

サフィルヴァは、前所属チームでVリーグを経験していたのが3選手のみで、監督、コーチ陣含めて初めてのシーズンはまず「経験値」を積み重ねる場所となった。V3リーグ所属チームで唯一S2ライセンスを持っているので、来季は戦うカテゴリが変わる可能性がある(シーズン終了後、審議を経て決定される)。成長途上のチームが、来季どのような姿を見せるか楽しみにしたい。

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