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会見・コメント

2020-02-27 12:45 追加

V1昇格ならず。群馬銀行・吉岡みなみ「この舞台に立たせてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいです」

SV女子 / V女子

23日(第2戦) 姫路 3(31-29、25-18、25-20)0 群馬銀行

■吉岡みなみ主将

悔しいです。でもいい経験ができたかなと思います。この1年、自分がキャプテンになってチームのことでなかなかうまくいかなかったしんどい面もあったんですけど、本当にいい経験をさせてもらいました。V2の他のチームも見にきてくれている中で…見ている側だったら悔しかっただろうし、この舞台に立たせてもらったことに素直に感謝の気持ちでいっぱいです。

■古市彩音選手

終わってしまったなという一言です。(しばらく呼吸を整えて)悔しいですね。1年間ここを目指してやってきたので、そこに届かなかったというのは悔しいですし、この2日間でチーム自体もそうですし、自分としても相手のセッターとの差というのをすごく感じた試合でしたので。悔しいです。

■鈴木日葵選手

昨日あっけなく終わってしまって。勝つにはすごく条件が厳しかったんですけど…1セット目などは自分たちらしいバレーができたんじゃないかなって思います。でも勝てなかったというのは自分たちの力不足なので、すごく悔しいです。

■寺坂茜選手

はじめは実感がなかったんですけど、整列して挨拶する時に「ああ負けたんだな、終わったんだな」って。すごい悔しいなって思いました。でもここまでみんなでこれたのは良かったかなと思います。

■新井祥選手

この経験ができたのもチーム自身が成長できたから。キャプテンが全員を、時にはきつい言葉も言いながら一人ひとりを成長させてくれて。ここまでこれたのもキャプテンのおかげかなと思います。今回の試合の中では、大事な場面で決めきれない自分に悔しい思いもあったんですけど、みんなでつないで1点を取った時にはすごく楽しいな、って。また来年チャレンジできるように全員で頑張りたいなと思います。

――吉岡主将に。今日の試合に向けてチームにかけた言葉は?

吉岡:下を向いていても意味はないし、前を向いてやっていこうと話しました。昨日の試合で感じたことを素直にみんなで言い合って、そこから立て直していこうと。あと1戦しかないし、自分たちのプレーができたらいいよね、と。

――昨日の課題は解消できた?

吉岡:みんなでカバーして、できていたと思います。気持ちというのは一時的な爆発力しかなくて、それが3セット継続するというのはなかなか厳しいことなんだというのを実感したと思います。

――課題の具体的な内容は?

吉岡:相手のレフトからの攻撃に対してのレシーブとブロックの関係というのが全くできていなくて。そこの決定率を落としていこうと。レフトからの攻撃を少しでも決めさせないようにブロックでも何回もタッチを取ってくれましたし、後ろのカバーも献身的に対応ができていたんじゃないかなと思います。

――この試合を通じて感じる成長は?

吉岡:この1年間きつい言葉をかけ続けてきました。不満もあったと思うんですけど、みんな素直で、自分なりに向き合おうとしてくれました。入替戦までの2週間がシーズンを通して一番厳しい、私が思うところを率直に伝えるところから始まった2週間でした。そこで生まれる変化を一人ひとりから感じることができて嬉しかったです。こういう結果だったのは悔しいんですけど、(準備が)遅かったんだよっていうこともわかってもらえたらいいなと思います。

――次に進めために必要なことは?

吉岡:高さといっても通用するのはV2だけで、V1に行ったら自分たちの高さはほんのわずかなアドバンテージにしかならないです。高さプラス細かいところ、ネット際の技術だったり1本目、2本目の精度というのをもっと厳しく上げていかないと、今回みたいに2日ともストレートで負けてしまうと思います。高さ以外のところをもうちょっとレベルアップできたらいいかなと思います。

――鈴木選手に。昨日はミドルがなかなか機能しませんでした。

鈴木:スパイクが決まらないし、ブロックもざるでした。ライト線に対しては練習の成果が出ていましたが、レフトからやられ続けてしまいました。ここをどうにかしないといけないと、ずっと試合中考えながらやっていたんですけど、修正ができないまま昨日は終わってしまいました。

今日は何が何でもセットを取らなきゃいけない。1点取ったら全力で喜んで、次のプレーに切り替えてやっていましたけど、やっぱり最後はレフトから決められて、自分も1点を取らないといけないというところで、ここで決めなきゃ負けるっていうところで決められなかった。そういう部分を許してくれない相手だなと感じました。

――古市選手に。ミドルを使うことに対しての成果は?

古市:昨日は私がミドルを選択しなかったというのも理由なんですけど、やっぱりそれでは両サイドは苦しくなります。今日はとにかくミドルから攻撃を作っていこうと意識をして1セット目はそれがうまく機能し始めていました。でも2セット目からは本数を落としてしまったり、使う場面を間違えているところも多々あったのかなと。特に使う場面についての反省点はたくさんあるのかなと思います。

相手のセッターの方がミドルを使うタイミングだったり、両サイドのトスの質だったりというのが上なんだなと自分でも確認できたので、そこをしっかり目指して行かなくてはいけないです。シンプルにこの1年の努力がまだ足りない、そのことがわかったので、来年は練習量もそうですけど、研究だったり、そういう部分でも努力を積み重ねていけたらなと思います。

――寺坂選手に。内定時代から群馬銀行でプレーを続けてきて、昇格一歩手前まできました。その実感は?

寺坂:入団した頃は思いっきりやるという感じでしたが、考えることが多くなったかなと思います。対策でも最初の頃は監督頼りになることが多かったんですけど、今は自分たちで積極的に考えていますし、その結果、挑戦権の切符を手にすることができたのかなと思います。

――新井選手に。攻守両面でバランスを取り、軸になっていますが、その新井選手から見たチームの強みと課題は?

新井:V2ではどこのチームより高さがある、最終的には高さで勝負できるところが強みだと思います。でも、もっと相手を見て攻撃を仕掛けたり、打つところを考えたりしないとあのレベルには通用しないなと感じました。

――守備面では?

新井:ハイセットの攻防になっても、最後はブロックで仕留められます。反面、速いチームに対しては苦手というか、全体的にチームがバタバタしてしまう部分があります。今日の姫路さんもレフトが速い攻撃をしてきてブロックが付ききれないところもありました。そういうところを今後の課題にして取り組みたいです。

――吉岡選手はどんなキャプテン?

新井:厳しいことを言われて「んむむ」となってしまう時もあるんですけど、よくよく考えるとその時の自分の考えが甘くてやっぱり正しいこと言っているなって。確かにそうかなって考え直せる言葉を伝えてくれるキャプテンだと思います。

寺坂:みんなが人任せにしてしまっているところを、キャプテンも苦しいのに言ってくれる、嫌われ役を買って出てくれる。感謝の気持ちです。

――吉岡主将に。監督が「ご苦労様」と。

吉岡:不甲斐ないキャプテンでした。みんなに何かしてあげられたかといえば、そうでもないので後悔ばかり残る一年だったんですけど。ごめんなさいという思いでいっぱいです。

――1セット目を取られた段階で姫路のV1残留が決定し、昇格の道が閉ざされてしまいましたが、その後はどういうことを考えてプレーしましたか?

吉岡:競った展開から取られてしまったので、そこで気持ちが落ちないように、と。

――ファンへ向けて一言。

吉岡:私たちだけでバレーボールができているわけではありません。支えてくださる皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。また諦めずに応援に来てください。

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