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2020-06-30 07:30 追加

ヴォレアス北海道、2020-21シーズンもV2「決意」 シーズン報告会を実施

V男子

エド・クライン監督「引き続き2020-21シーズンもV2優勝からV1リーグ行きを目指す」

2020-21シーズンも続投、4シーズン目に突入するエド監督

2020-21シーズンも引き続き指揮を執るエド・クライン監督は、シーズン終了後の運営・経営陣の動きに対し「コートの外で戦ってくれた」として感謝の意を表した。「V1リーグ昇格への戦いには勝てなかったが、負けてはいない。その気持ちで、2020-21シーズンは引き続き、V2リーグで優勝してV1リーグへ行く」ことを目標にし、選手の心身の強化を積極的におこない、チームの底上げを図っていくとした。
ヴォレアス北海道は、6月に入ってから、10人以下の少人数でのグループ練習を開始している。7月以降は全体での練習を再開していく予定。
2019-20シーズンの登録メンバーからは、既に発表済のキサル・ムラート・ハンの退団、大学生でインターン選手の工藤泰我が大学での活動との兼ね合いで登録を外れる方向となる以外、ほぼ残留の方向で進んでいる。なお、5月からトライアウトをおこない、書類、動画選考を経て、数名面談をおこなったが、合格者無しで終了している。

池田憲士郎VOREAS,INC.代表「組織体制充実の図れたシーズン。有料チケット購入者は88%(Vリーグ男子では最大)」

2019-20シーズンからGMを退任し、経営に専念した池田代表は、このシーズンの成果として、プロフェッショナルの人材、殊にミドルマネジメント層を確保し、他の国内プロスポーツチームにひけを取らない組織体制を構築できたことを挙げた。それは、チームに関わるデータの数値化にも大きく繋がったという。
2019-20シーズンのホームゲームでの平均観客動員数は、V2男子平均の528人を大きく上回る1043人にのぼり、更にそのうち88%(Vリーグ男子チームでは最大)が有料チケット購入者であることを明らかにした。
ヴォレアス北海道は2019-20シーズンより電子チケットを導入し、有料入場者の過半数が電子チケットを購入している。全体の約60%が旭川市およびその近郊からの来場だが、その一方、道外の3%を含め、30%が旭川及び札幌エリア以外から来場しているなど、来場者の居住地域の幅広さが窺えた。来場者の男女比はおよそ3:7であり、35~44歳の女性がいちばんのボリュームゾーンである。
また、メディアへの露出については、V・チャレンジマッチ開催要望が報じられたこともあり、回数では前シーズンの10倍以上となり、大幅に増加したことを明らかにした。コロナ禍で人々の生活に変容が生じている中で、企業や個人の固定費を削減するスキームを事業の柱としつつ、スポーツチームとしてさらなる地元への貢献を指向していくとしている。

「V-THEATER」2020年は実施せず

初年度より、8月におこなっているイベント「V-THEATER」については、コロナ禍からの調整が困難であるため、2020年は開催しないことを明らかにした。

構成・写真 出口季里

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