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コラム

2020-09-09 16:47 追加

ハイキュー!!コラボイベントを元Vリーガーが紐解く 玄人編 北沢浩のバレーボール質問箱

SV男子

第2set目(動画69分40秒~95分30秒)
2set目もアドラーズは序盤からエンジン全開です。
(白)0-1(黒)からいきなり連続4得点、(白)No.7迫田選手、No.9池田選手とブロックポイントが続きます。
アドラーズ優勢かと思いきや、(白)4-1(黒)から今度はブラックジャッカルが連続3得点。
(黒)No.00武智選手のレフト平行が決まり、No.15喜入選手のサービスエースで流れを一気に引き戻します。

その後、暫く停滞し(サイドアウトの応酬)、次に動いたのはブラックジャッカル。
(白)8-8(黒)の場面で(黒)No.16森崎選手の連続サービスエースで(白)8-10(黒)となり、今度はブラックジャッカル優勢になります。

さらに、(白)10-12(黒)の場面で今度は喜入選手のサービスエース。
ここでアドラーズはタイムアウトで一度悪い流れを断ち切ろうとします。
タイムアウト後もアドラーズは2枚替えでフロント3枚を維持するプランで臨みますが、ブラックジャッカルの勢いは止まらず、(黒)No.15喜入選手の打ち出しやNo.2永露選手のブロックポイントによりブレイクを獲得し、(白)14-19(黒)と5点差まで引き離します。

これでブラックジャッカルの勝利確定かな、と思いきや、痛いミスを連発します。
(白)18-19(黒)になったところで今度はブラックジャッカルがタイムアウト。
悪い流れを断ち切ります。
その後、タイムアウトが功を奏し、流れは停滞したものの冷静にサイドアウトを取り続け、(白)22-25(黒)でブラックジャッカルの勝利。

<北沢の感想> 
ブラックジャッカルはサーブでゲームの主導権を握った試合でした。
1set目は上手くいかなかったが、2set目はバッチリはまった。そんなイメージです。
サーブミスも1set目7本に対し、2set目は2本です。サービスエースは4本あります。
唯一もったいなかったのは(白)14-19(黒)の場面からの連続ミスによる4失点。
ここは防げた部分かなと思います。

アドラーズとしては、前半14点までにサーブミスが4本あり、さらにブラックジャッカルにリードされている状況で後半は攻めきれない苦しい展開となりました。
前半にサーブミスが連続すると、ブレイクチャンスが生まれず、逆に相手にブレイクをされてしまい、リードを許してしまう傾向があります。
その場合、敢えて後半もサーブミス覚悟で攻めるのか、キープの場合は何かディフェンスで相手に仕掛ける(コミット)など、チームとしてのプランを持って臨む事が必要となります。
試合を通して良いプレーは沢山ありますが、やはりサーブは重要、という事でしょうか。

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