2020-10-30 20:17 追加
開幕3連勝! NECレッドロケッツ 金子隆行監督「コートの6人以外の選手も含め、全員で戦うのがNECのチームカラー」
開幕3連勝 NECレッドロケッツ 会見コメント
SV女子
開幕から3試合を終え、現在負けなしの3連勝中のNECレッドロケッツ。24・25日の2日間、川崎で行われたホームゲームで連勝し、勢いに乗る中、31日は同じく3連勝中の東レアローズとの全勝対決を迎える。
今季はオフェンスの強化をテーマに掲げる同チームだが、攻守のバランスの良さも際立っている。金子隆行監督や選手たちの試合後のコメントから、NECのホームゲーム2日間の戦いを振り返りたい。
小島満菜美「オフェンスがしっかりできるところまで持っていくのが自分の仕事」
24日は前回覇者・JTと対戦。2セットを先取し、第3セットはデュースの末、26-28で落としたものの、第4セットは一時、相手にリードされながらも2年目の若手・曽我啓菜らの活躍で30-28で取り切り、3-1で勝利した。
この試合で、粘りある守りと丁寧な2段トスを武器に貢献したのがリベロの小島満菜美だ。小島は青山学院大学を卒業後、2017年にNECに入団。昨シーズンからスターティングメンバーに定着した。
小島は、「今年は特にオフェンスに力を入れてきたのですが、その中でもディフェンスをしっかりオフェンスができるところまで持っていくことが自分の仕事であり、チーム全体としても考えていたことでした。そういう意味でも1、2セット目は自分たちのブロックディフェンスなどがはまって、オフェンスに繋げる展開ができたことは良かったと思います」と話し、トータルディフェンスが機能していることを窺わせた。
チームは金子監督が就任した2018-19シーズンからリードブロックに取り組んでおり、それにより、オフェンスにつなげやすいブロックタッチが増え、リベロとしても守りやすくなったという。
この試合では2段トスでも実力を発揮し、「速いトスが好きな選手もいれば、浮いたトスに入り込んで打ちたい選手もいるので、それに合わせて変えていくように意識してやっています」と話した。しかし、意外なことに「大学時代まではオーバーパスが苦手で、NECに入ってから取り組みました」というから驚きだ。
金子監督は「2段トスの精度はうちよりもJTさんの方がはるかに高く、打ち切らせる状況を作る技術は非常に学ぶべきものが多かった」と話したが、小島も経験を重ねつつ、このリーグを通じてさらなるレベルアップをはかるのではないだろうか。
同じカテゴリの最近の記事
- 高橋慶帆「海外挑戦の収穫は高いブロックに対しての決め方。セルフケアの大切さも学びました」 [全日本代表 男子] / 2025.06.07
- SAGA久光・中田久美新監督が就任会見「世界と戦える選手を輩出し、選手の夢をサポートしたい。それが私の使命でもある」SV女子 [SV女子] / 2025.06.04
- ”爽やか”宣言! 群馬グリーンウイングス・坂本将康監督が齋藤真由美GMとの秘話を明かす。初めての出会いは中学生のとき SV女子 [SV女子] / 2025.06.04
- 群馬グリーンウイングス・齋藤真由美GM、監督退任のあいさつ 「選手は私の誇り。これからはチームとファンのパイプ役に」 SV女子 [SV女子] / 2025.06.03
- 埼玉上尾メディックス、引退の山岸あかねへ仲間から贈る言葉。岩崎こよみ「日本で一番優しいパスを出す選手」、佐藤優花「一緒に過ごした時間は私の青春でした」 SV女子 [SV女子] / 2025.05.23
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.