2020-11-06 18:43 追加
高松卓矢、山田滉太らの加入で見えた大分三好の新しい力
大分三好の新戦力
SV男子
大分三好ヴァイセアドラーは今季、ウルフドッグス名古屋からベテランのアウトサイドヒッター、高松卓矢を獲得。また中京大学からやはりアウトサイドヒッターの山田滉太、東亜大からセッターの井口直紀も入団。この3人が今季のスターティングメンバーを務めることとなった。
開幕週はホームでJT広島を相手に、どのセットも20点以下に抑え込まれ、2戦ともストレート負けを喫している。特に開幕戦の第1セットはわずか13得点しかできず、暗雲が立ち込めた。
翌週はサントリーサンバーズのホームである箕面トレーニングセンターで、昨季準優勝の強豪・パナソニックパンサーズと連戦した。24日の試合では第1セットを27-29まで粘ったがとりきれず、そのまま第2セットを16-25、第3セットを14-25とストレートで落とした。
試合後の記者会見には高松と山田が出席。高松はこれまで所属していたウルフドッグス名古屋との環境の差や、合流してまだ2ヶ月半で、セッターの井口との信頼関係がまだ作れていないことを口にしながらも、「でも、今のこの環境で結果を出すことが必要」と熱く語った。「そのためには、僕を使わないという選択があってもいい」とも。
試合そのものについては、「今日の試合に関しては1セットを取り切れなかったのが悔やまれる。自分としても最初で最後のチャンスといってもいいくらい。1セット目に関しては悪いところはなかった。あそこらへんがパナソニックさんの強いところ、経験値の差。あとは終盤の勝負どころで久原くんのネットインサービスエースが出ましたけど、ああいうところでああいうサーブを出せるというのが強み。あのサーブを出される前になんとかしなければならなかった」と振り返った。
対角を組む山田の攻撃力を高く評価し、「でも第2セット以降はパナソニックさんに山田くんを集中的にサーブで狙われてしまった。あれだけ守備に徹さないといけなくなると、どうしても攻撃は難しくなる。だとしたら、山田くんの攻撃力を活かすために、僕はもっとサーブレシーブをカバーしないといけないですし、なんなら僕じゃない選手を使うのでもいいと思うんですよ。これから山田くんがデータをとられても高い攻撃力を維持するために、僕を含めて対角はもっと守備力をあげないといけない。僕自身はウルフドッグスでは守備型の選手にカバーされる方でしたけど、今はそういうチーム構成になっていないから」と、山田を攻撃の中心として成長させることが自分の責務であるとコメントした。
「まだまだ話したいことはたくさんあるんですけど、この辺にしておきます。山田くんが『こいつちょっと話長すぎじゃない?』って思ってると思うので」と言いつつ、「明日はもっと良くなります!」と宣言した。
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