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コラム

2020-11-14 08:01 追加

ロシアの巨人ムセルスキーはバレー界屈指のTikTokerだった!

TikTok動画も発信! ドミトリー・ムセルスキー(サントリー)

SV男子

入国隔離が開けて、ムセルスキーはチームに合流。10月31日、11月1日の岡谷大会から公式戦に出場した(写真は11月1日)

ロシアの巨人が今シーズンも本領を発揮し始めている。

サントリーサンバーズでロシア代表ドミトリー・ムセルスキーは、新型コロナウイルスによる入国制限の影響で、シーズン序盤はコートに立てなかった。

9月に日本政府が、禁止していた日本でプレーする外国人選手への入国を許可するようになったが、開幕には間に合わず、14日間の隔離期間を経て、10月31日の長野県岡谷大会でのVC長野トライデンツ戦でようやくコートに立つことができた。

入国隔離後の初公式戦は「調子は50、60%」でも圧倒的なプレー

しかし、ロシアでも新型コロナで行動が制限されていたこともあって、「ロシアでは個人トレーナーとフィジカルメニューなどトレーニングをしつつ、ビーチバレーをして調整していた。インドアでの練習はできてなかった」という状況だった。

ムセルスキーがサントリーの練習に合流したのは、岡谷大会の3日前。実質「ぶっつけ本番」という状況で試合にのぞんだ。

本調子でなくても高さとパワーでスパイクで何得点も決める(11月1日のVC長野戦)

しかし、そこは世界最高峰の選手。既にサントリー3シーズン目ともあって、セッター大宅真樹のトスにも対応していた。ただ、それでも、スパイク時にはらしくない「ふかし」を見せるなど、まだ本調子ではないのかと思いきや、勝負所では身長218センチの高さで、VC長野のブロックの上から強打して、得点を決めていた。

11月1日の会見では「まだ50%から60%くらいかな」と調子を表現していた。そして、いよいよ本領を発揮したのが、翌週のパナソニックパンサーズとの2連戦だった。

今シーズンも優勝候補の一角であるパナソニックを相手に、ロシアの巨人が大爆発。11月7日の試合は36点(スパイク33点、ブロック2点、サーブ1点)、8日の試合は29点(スパイク23点、ブロック5点、サーブ1点)と大暴れし、難敵相手に2連勝を果たした。

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