2020-11-15 02:07 追加
トヨタ車体がNEC、KUROBEが久光に勝ち、それぞれ2勝目。東レはデンソーにフルセット勝利し、無傷の7連勝
V1女子の結果
SV女子
2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は14日、西尾市総合体育館(愛知県西尾市)、大田区総合体育館(東京都大田区)、黒部市総合体育センター(富山県黒部市)の3会場で計5試合が行われた。
愛知ではホームのデンソーが開幕6連勝中の東レと対戦。東レが2セットを先行するが、後がないデンソーは第3、第4セットを取り返し、試合はフルセットに。東レにとっては先週の日立戦から2試合続けてのフルセットとなった。最終セット、東レは井上奈々朱のサービスエース、クラン・ヤナの連続スパイク得点、大野果歩のブロックなどで点差を広げる。しかし、デンソーも工藤嶺のバックアタックなどで4連続得点して13-13に追いつき、最後まで大接戦に。最後は東レの井上がブロックを決めて試合を取り切り、無傷の7連勝となった。
NECは東京会場のホームゲームでトヨタ車体と対戦。トヨタ車体で3年間プレーし、今季はNECに入団したネリマン・オズソイにとって初の古巣との試合となった。東レ以外のチームにはまだ負けのないNECと今季はまだ1勝と苦しい戦いが続いているトヨタ車体だが、この試合はどのセットも一進一退の展開となった。粘り強いレシーブから古賀紗理那やネリマンの攻撃を展開したNECに対し、トヨタ車体はサーブで攻め、要所で荒木絵里香がブロックを止め、その荒木と主将の渡邊彩の両ミドルの攻撃が機能。NECも決して不調ではなかったが、両ミドルの勢いを止めることができず、結果的には3-0でトヨタ車体が勝利。今季2勝目をあげた。
同じ会場の第2試合は埼玉上尾と日立が対戦。両チームともにサーブで攻めようとするも、なかなか機能せず、ミスも目立つ展開となった。そのような中、埼玉上尾はベテランの内瀬戸真実や、日本代表にも選出された吉野優理が落ち着いたプレーを見せ、チームを引っ張った。一方の日立は第2セットの途中から投入された新人の野中瑠衣が攻守で活躍を見せたものの、試合全体を通して攻撃が決まらない場面が目立ち、埼玉上尾がストレートで勝利した。
富山では4連敗していたKUROBEが久光をフルセットで破り、2勝目。ホームで激闘の末、連敗を止めた。久光は石井優希がこの試合でVリーグ栄誉賞の対象となる通算230試合出場を果たしたが、勝利で祝うことはできなかった。岡山はPFUに3-1で勝ち、5勝目。今季まだ白星がなく、苦戦が続いているPFUは、15日は念願の初勝利を懸けて久光と対戦する。
15日も同じ会場での開催となり、愛知と東京で各1試合、富山で2試合が行われる。
【順位】(Pはポイント)
1 東レアローズ(7勝0敗19P)
2 NECレッドロケッツ(6勝2敗18P)
3 JTマーヴェラス(6勝1敗17P)
4 岡山シーガルズ(5勝3敗15P)
5 デンソーエアリービーズ(4勝3敗14P)
6 久光スプリングス(4勝4敗13P)
7 埼玉上尾メディックス(4勝5敗13P)
8 トヨタ車体クインシーズ(2勝5敗7P)
9 日立リヴァーレ(2勝5敗5P)
10 KUROBEアクアフェアリーズ(2勝4敗4P)
11 ヴィクトリーナ姫路(1勝5敗3P)
12 PFUブルーキャッツ(0勝6敗1P)
※順位は勝率、セット率が同じ場合、得点率で決定する
写真:堀江丈
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