2020-11-20 21:41 追加
NEC・島村春世「感謝の気持ちが今季の好調につながっている」、日立・多治見麻子監督「佐藤美弥のコンディションが戻るのを待ちたい」 V1女子会見
SV女子
●金子隆行監督
数字を見るとサーブレシーブの返球率はまだまだ安定していないのですが、今日の試合に関してはサーブ&ブロックが非常に機能し、勝利につながったと思います。昨日の試合のような苦しい状況でいかにサーブとブロックを機能させ、修正できるかというのはこのゲームで学んだので、次に活かしていきたいと思います。
――セッターは塚田(しおり)選手がスタメンでしたが、途中で澤田(由佳)選手に交代した意図を教えてください。また、特に古賀選手のバックアタックが効果的に決まっていましたが、 試合前からバックアタックを多めに使うようにという監督の指示があったのでしょうか?
金子:まずバックアタックについては今シーズン力を入れてきた部分です。セッターを澤田に交代してからミドルとバックアタックの組み合わせというところが安定するというイメージはありました。塚田はこの3試合スタートでやっていますし、その経験値を生かしてほしいという意味で先発で起用しましたが、試合の入りが少しバタバタした部分があったので、落ち着かせる意味で澤田に交代し、リズムが戻ったので、この試合はそのまま澤田で通したという判断です。
――今シーズンここまでの古賀選手のオフェンス面について。高い打点からスパイクを打っている印象ですが、どのように評価されていますか?
金子:今までも彼女はコート全体を見る広い視野というのは持っていましたが、そこに自分自身の体の使い方というところで、打点が落ちない体の使い方を習得し、それによって決め幅が広がったと思います。彼女自身もオフェンスに関しては非常に高い意識を持って取り組んでおり、自信を持っていると思うので、本数を集めても期待に応えてくれる存在になってくれていると思います。
――打点の落ちない体の使い方は日本代表の合宿中に身につけたのでしょうか?
金子:トレーニングについては日本代表のスタッフの人たちとうまくコミュニケーションがとれています。 彼女は夏場に代表合宿に参加することが多いので、そちらのスタッフと連携をうまく取りながらやっている段階です。今シーズンは体の軸を意識した打ち方になっているので、打点が変わらず、打ち幅が広がるフォームを習得したのかなと思います。
――先ほどサーブレシーブがまだまだだとおっしゃっていましたが、ミドルの打数や決定率が上がっているので、サーブレシーブも向上しているのではないかと思います。それについてはどう見られているかを教えてください。
金子:サーブレシーブによる直接失点は減っていると思います。 どのチームも良いサーブを打つことに取り組んでいますので、そのサーブに対して失点さえしなければラリーに持ち込めて、こちらがそのラリーを制するという力はつけてきているつもりです。 もちろん、Aパスが返ればいいのですが、Bパス、Cパスであっても2本目でカバーして、逆に相手をCパスにさせる状態に持っていき、うちはブロックディフェンスでオフェンス展開に持っていくというスタイルのイメージを想定しています。それができれば、例えば今日の試合のサーブレシーブ成功率は38%ですが、それでも勝つ可能性はあるのではないかと思っています。
写真:堀江丈
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