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会見・コメント

2020-11-26 08:30 追加

トヨタ車体・荒木絵里香「チームの中での役割を果たし切れなくてブレーキになってしまった」グーパート・ポーンプン「日本のリーグでプレーをするのが夢でした」V1女子記者会見

2020/11/21 トヨタ車体vsKUROBE トヨタ車体会見

SV女子

2020年11月21日にヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市立中央体育館)(兵庫県)で行われた2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN、トヨタ車体クインシーズの記者会見コメントをお届けする。

トヨタ車体 0(16-25、22-25、23-25)3 KUROBE

●印東玄弥監督

いろんな面で準備をして挑みましたが、サイドの選手が潰されてからの展開が非常に悪くて、そこで相手に付け込まれた状態を挽回できなかったというのが終始続きました。そこが機能しないのでミドルとオポジットを使うところを相手に予測され、試合全般その部分を変えられなかったところが残念な試合になりました。
KUROBEのチームの方も的確なことをしたことと、厳しいボールで崩されても最後に決めていたことが素晴らしい試合だったと敬服したいと思います。

――セッター起用について。山上(有紀)選手を第2セット途中まで起用していたがどのような状態と見ていたかと、グーパート(ポーンプン)選手に交代した理由、また第3セットに山上選手に戻した理由は?

印東:前試合の対NEC戦はここまでパスが乱れることがなく、割と構想通り戦うことができました。今日の試合はかなり(セッターが)動いて上げなければいけない場面が増えた後、その後のプランはありましたが相手にとっては都合の良いセッティングになってしまい、オポジットの選手が27%ぐらいのアタック決定率となるような展開になってしまいました。そのような精彩を欠いている場面を改善したいということでグーパートを起用しました。その状況を(山上選手が)外から見ていて第3セットはそれを踏まえた状態で新たな気持ちでプレーできると期待して再度登板させましたが、修正するのは難しかったかもしれません。

――ライト側でのソロカイテ(インドレ)選手へのトスが短かかったりというのでなかなか打ち切れていないように見えましたが、セッターが動かされたということが響いているのか?

印東:パスの乱れからというのもあったのですが、パスが乱れていないときも低くて短いということがありました。打たないで(相手コートに)返したということでセッターが動揺したことはあるかもしれないです。ソロカイテも悪気はないと思いますが、十分な体勢で打てないということでストレスを表に出した部分が伝わったこともありました。必要な状況になったらうまく攻撃をして繋げるべきなのですが、なんとかするというのが全員出なかったことでチームの士気が上がり切らなかった部分もあったと思います。

――グーパート選手をセッターで起用しましたが、今シーズン彼女を獲得した狙いは?

印東:(以前のシーズン在籍した外国人選手の)ラヒモワ・ポリーナは2年連続最多得点、(オズソイ)ネリマン(現NEC)も3シーズンで2回最多得点になりました。それはセッターがその選手に上げる回数が多かったからです。うまくやって日本人の選手の得点を取らせるという展開ではありませんでした。もう少し一人ひとりの個性を引き出すようなプレーを(セッターに)求め、山上も成長させたいということから、そこを補う意味で獲得しました。

ただ残念ながら(コロナ禍の影響で)開幕2週目にチームに合流したため、サインプレーや言葉の部分も練り合わす時間がほとんどないままリーグに入ってしまい、グーパートの良さを発揮できないということがありました。このまま起用しないでシーズンが進むのではなく、どこかで使える状況にならないといけないということで今日は覚悟を決めて多く起用したのもあります。

――対姫路戦で勝つために気を付けることと姫路の印象は?

印東:姫路のアウトサイドヒッター陣というのは非常に堅実な働きをしているので、そこが伸び伸びできるような状態にならないように抑え込むことが必要です。
姫路のチームは歴代いろいろな方がいて、昨シーズンおられた方がいない中で新しいチームになっており、今ある力を十分に発揮しながら思い切りのよい見ている人に印象を残すようなプレーを連発されているなと思います。経験が少し他のチームより短いという点だけであって、それ以外のことは十分戦えるものを備えているチームだと思っています。

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