2020-11-28 00:48 追加
サントリーがフルセットでJT広島を下す 陳・熊倉が故障で途中欠場、金子が変則オポジットで奮闘も実らず
サントリー対JT広島の結果
V1リーグ 男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISIN1MENは27日、大阪市立中央体育館で試合が行われ、ホームのサントリーサンバーズがJTサンダーズ広島をフルセットで破り、2敗を守った。
JT広島はエドガートーマスを故障で欠き、八子大輔もベンチアウト。オポジットには熊倉允が入ったが、第1セット中にコート内でチームメイトと接触し、流血。脳震盪の様子もありとのことで退場した。また、アウトサイドに入った陳建禎も試合開始後まもなくハムストリングスの痛みを訴え、コートを去り、主将の山本将平が入った。セッター対角にはセッターの金子聖輝が先週と同じく入り、ライトから次々と得点を重ね、サントリーの山村監督に「金子くんの攻撃力にあれほど苦しめられるとは思わなかった」と舌を巻かせた(金子は東福岡高校時代まではアウトサイドヒッターだったが、高校卒業と同時にJTに入団し、セッターに転向)。
サントリーは大砲のドミトリー・ムセルスキーにボールを集めたが、JTのトータルディフェンスがうまく機能し、ムセルスキーが調子を落として2,3セットを連取されると、開幕週に大活躍した栗山雅史を投入。同じく小野遥輝に代わって投入された加藤とともにチームのムードを盛り上げ、第4セットを奪ってフルセットに持ち込み、そのままの勢いで第5セットもとりきった。
金子は久しぶりのスパイカーとしての働きについては「なんちゃってなんで」と謙遜。原監督は「バレーボールはポジションごとにそのプレーしかできないのではいけないと夏場にどのポジションも全てのプレーを練習させた。まさかこんなふうにその経験が生きてくるとは夢にも思いませんでした」と苦笑した。金子はオポジットとしてスタートするが、終盤で後衛に回った際にはセッター深津のところに井上が入り、セッター役もこなした。
また、この試合で深津旭弘が230試合出場を果たし、栄誉賞を受賞した。28日も15時から同じカードで対戦する。
写真:黒羽白
同じカテゴリの最近の記事
- 石川祐希所属ミラノと髙橋藍所属モンツァが揃って準決勝へ。石川「チームとしての役割を全員が全うしていた」 イタリア1部準々決勝 [Others,全日本代表 男子] / 2024.03.28
- 東レアローズ男子・パダルクリスティアン選手が退団 V1男子 [V1リーグ 男子] / 2024.03.27
- アルテミス北海道が現行メンバー最後のファン感謝祭。成田郁久美監督「笑顔で見送ってほしい」、松田莉子主将「みんながいたから、ここまで頑張ってこれた」 V3女子 [V2/V3 女子] / 2024.03.27
- 石川祐希所属のミラノがピアチェンツァにフルセット勝利し、2勝2敗。石川「3セット目から切り替えることができた。すべての力を次戦に注ぐ」 イタリア1部準々決勝 [Others,全日本代表 男子] / 2024.03.27
- 男子日本代表Bチームが6月にドイツ代表との親善試合を実施 [全日本代表 男子] / 2024.03.26
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.