2020-12-02 12:12 追加
GSS東京・賀谷明日光「試合に出たら今できる一番のプレーで貢献したい」、JAぎふ・岩永明奈「最低でも4枚攻撃を使えるように」
V女子
■JAぎふリオレーナ
●岩永明奈主将
連敗が続いていたのでスタッフと選手でミーティングをしてオフェンス面でリズムを変えていこうと今日の試合に臨んだんですけど、その練習の成果がしっかり出せて、攻撃陣も流れ良く決めることができたかなと思います。ただ、中盤に離してもまた終盤に追いつかれる展開。自分たちで苦しくしてしまっているので、そこがまだ改善点かなと思いました。
●目加田莉央選手
1週間試合がない期間があったので、そこでオフェンスの部分を変えていくということになって。フロント陣だけではなくてバックからもしっかり攻める、今日はバックアタックを有効に使えた試合だなっていうのが一番印象的でした。レシーブもいつもより落ち着いて安定したパスが返せていたから、ラリー中でも攻撃が多く使えたのが良かったかなと思います。
――今シーズンチームが力を入れていることは?
岩永:ミドルも絡めた攻撃というのをテーマにして、最低4枚攻撃を使えるようにと。そこが今年力を入れてきたところです。
――攻撃のリズムを変えたところは?
岩永:前回の試合までハイセット中心で、(結果として)相手にブロックで決められているというパターンが多かったです。1本目はしっかり返せているというデータが残っていたので、もっとスパイカーに簡単に点を取らせるためにはリズムを速くしようということになりました。
――第2セットに出場したときにどういうところを変えようと思いましたか?
岩永:流れ的には良かったと思うので、修正するというよりはどうやってブレイクしようかなということを考えていました。
――自己評価は?
岩永:サーブは良かったと思いますけど、一緒に2枚替えで入っているオポジットの齊藤(望)にしっかり点を取らせるように、もうちょっと(組み立てを)修正したいと思います。
――目加田選手に。今日のプレーを振り返って。
目加田:GSS東京さんが同じフォームで奥に打ったり、ショートサーブ、落ちるサーブを打ってきたりしてレセプションの面で相手に揺さぶられて苦しみました。でもトランジションではしっかりコースに入ってブロックとレシーブの関係もうまくできていたと思います。
――目加田選手から見た今シーズンのJAぎふは?
目加田:しっかりパスをセッターに持って行ってミドルを軸とした攻撃を組み立てようという意識がチームとしてあるんですけど、その意識が強すぎて1本目でオーバーしてしまう、ディグオーバーだったりパスのオーバーだったりが多いので、そこを修正していきたいと思います。
●椿本真恵監督
GSS東京さんは簡単に勝てるチームではないことはよく知っているので、(前の試合の敗戦後)チームの練習の内容も見直したりしてきました。変えようとしていること、やろうとしていることがゲームの中でちょっとできたかなと、それが良かった思います。競った時になかなか点が取れないというのがうちの課題と思っているので意欲的に行けたらいいのかなと思います。
――開幕して連勝後の連敗がありました。その間、チームとしてはどういう方向に?
椿本:背が高いとかそういうわけではないので、攻撃的なチームではないことは確かです。レフト・ライトっていう(単調な)攻撃では勝てないというのはわかっているので、そういう話をしながら時間差の練習などをやってきています。それが機能しつつあるかなと思っています。
――サーブを以前より注力されていましたが、今シーズンのサーブの評価は?
椿本:良いサーブを短時間で打てる練習をしてきているので、それは効果的にできているのかなと。サーブもそうですが、サーブレシーブを返さないとコンビプレーができなくなるので、そこを重点的にやっています。きっちりセッターに持って行って、そこからの展開を考えているので、そこが崩れてくると苦しい展開になる。今日も先行して20点前後くらいからバタバタするというのは、そこかなと思っています。
――唐川(愛璃)選手のサーブ効果率が高いですが。(11月29日終了時点でサーブ効果率、サーブ得点1位)
椿本:彼女は思いきりがいいので、ここぞというところに勝負していけるサーブを持っていると思っています。他の選手もそれを見習ってくれたら、もっと(チームとして)コンスタントに攻撃に使っていけるポイントになるのかなと。
――セッターの本間(真樹子)選手がミドルに入っていますね。
椿本:うち、ミドルがいないんですよ。ミドルには濱田(栞)と野村(美友)と井上(実咲)がいるんですけど、井上は前から怪我をしていてほとんど練習ができていなかった。そこでリーグに向けて本間に「もしもの時もあるので保険としてやってくれないか」と言ってたら、リーグ前に濱田が怪我をしてしまって…。そこに本間を入れざるを得なかったという状況です。
――本間選手の評価は?
椿本:過去にやったことのないポジションではなかったんですけど、今、本当に機能していると思います。その理由はパスが返っていることで、だから使えるということではないかなと。彼女の存在で相手ブロッカーもばらけてしまうので、重要なポジションで活躍してくれていると思っています。
撮影 堀江丈
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