2020-12-11 07:00 追加
KUROBE・間橋香織「持ち味のつなぐバレーが発揮できなかった」、姫路・中谷宏大監督「20点以降にミスが出なかったのが勝因」 V1女子会見
SV女子
■ヴィクトリーナ姫路
●貞包里穂主将
今日の試合は昨日ストレートで負けた後で勝つ気持ち、姿勢がまだまだ足りないということを改めて気づけたので、今日は何かを変えてみんなでやってみようということで、一人ひとりが1点1点に対して大げさに喜びを表現したりしました。その結果3ポイントとれたので、本当に素直に嬉しいですし、次の試合に向けていい流れができたかなと思います。
●田中咲希選手
貞包も言ったように全員で1点1点全力で取りにいこうと昨日から全員で話していたので、今日の試合は出だしから1点の大切さを全員で考えながら、勢いもしっかり出していたところが今日のよかった点かなと思います。
――貞包主将に。試合内容は悪くないのに勝てないという状況が続いていましたが、キャプテンとしてチームメイトにどのような声をかけていましたか?
貞包:連敗が続くとうまくいっていることもネガティブに考えてしまうことがありました。それでも1年目の選手がチームを明るく元気にしてくれたりすることで下を向かずに前を向いて試合に臨めていたと思います。私もなかなかプレーで引っ張ることができなかったので、 まずは自分がプレーでしっかり見せることでチームのみんなもどんどん盛り上がるだろうし、勝ちにつながると思って試合に臨みました。その結果、今日は何とかプレーで少しでも引っ張ることができたのでよかったです。
――今日はチームの皆さんが楽しそうに試合をしていましたが、事前に話し合ったことが大きかったのでしょうか?
貞包: 今年はフロントスタッフも含めて全員で戦っている中で、外からチームを見て「勝つ姿勢がまだまだ足りないんじゃないか」とご指摘いただきました。プレーどうこうというよりはもっと気持ちを前面に出していかなければならないと気づかされたので、それを選手みんなで昨日も今日も話し合って、コート外の選手も含めて1点1点を喜んで盛り上がれたことは本当によかったと思います。
――貞包選手ご自身は入団2年目でキャプテンになりましたが、任された時の心境と、キャプテンになったことでプレーヤーとして変化した部分はありますか?
貞包:誰かしらがキャプテンをやらなければならない中で、昨シーズンずっと出ていた選手の責任として、しっかり自分がやらなければならないと感じました。キャプテンになったことで思った以上に体がうまく動いていないということがあったのですが、みんながすごく声をかけてくれました。他の選手たちが頑張っているのを見て、プレーが思うようにならないからといってキャプテンの仕事をしないということではなく、自分らしくプレーでまず引っ張ることを考えようと強く思うようになりました。あとは無理に言葉で引っ張るのではなく、プレーで見せて、そこから発言することでみんなも納得して動いてくれるというのを感じました。自分自身の視野も広がったかなと思っています。
――田中選手に。今シーズンはキレのあるプレーをたくさん見せてくれていますが、ご自身のプレーについての感想は?
田中:昨シーズンは2枚替えで出る形が多かったのですが、私が一番強みにしているのはキレのあるスパイクというところで、それを打つためには勢いやスピードが大事です。高さがあまりない分スピードでコースを打ち分けるというところを意識して取り組んでいます。昨シーズンはレシーブがあまりうまくいっていなかったのですが、 今シーズンは攻撃だけでなくレシーブでも周りの人を助けたいという気持ちでやっています。
――速いトスを打つのが得意?
田中:そうですね。トスが高くなるとブロックが2枚ついてしまうので。自分自身、パワーがあまりない選手なので、速い攻撃で相手ブロックが1.5枚とか、1枚になった時は絶対に決めようという気持ちで打っています。
――今のチームがやろうとしていることは田中選手のプレースタイルに合っていますか?
田中:はい。セッターの櫻井(美樹)もいい場面で上げてくれたりとか、トスを振ってくれるので、そうしてくれる分、絶対に決めたいという思いでスパイクに入っています。
――両選手に。姫路は大学バレー経験者の多いチームですが、(6日まで)全日本インカレが開催されていて、後輩たちの頑張っている様子も情報が入ってくるかと思います。貞包選手の母校・東海大は決勝にも残りましたが、こうしたことはプレーをする上で刺激になっていますか?
貞包:後輩からも決勝に残ったと連絡が来ました。それが本当に嬉しくて、昨日の試合も「自分も勝ちたい」と思ったのですが、結果を出すことができず、残念でした。今日の試合は自分も含め、東海大の後輩の松本(愛希穂)も頑張って勝つことができ、在学中の後輩たちも配信で試合を見てくれていたりするので、いい流れを渡せたかなと思っています。ここにいる田中もそうですが、今も姫路で大学時代に対戦した仲間たちと一緒にバレーをしていて、その姿を後輩たちに見せることができているのはとても嬉しいです。
田中:後輩の頑張りを見て、自分も負けないように頑張ろうと思いますし、逆に自分が頑張っているところを見せて、後輩にも目標になるような選手を目指して、自分自身も頑張っています。後輩にいい影響を与えられるような選手になりたいと思います。
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