2020-12-12 09:06 追加
皇后杯女子ファイナルラウンドが開幕。佐藤あり紗率いるリガーレ仙台が初出場で初戦突破
皇后杯ファイナルラウンド1回戦・2回戦の結果
SV女子
令和2年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンドは11日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で男女の1回戦、2回戦の試合が行われた。
女子1回戦には2021-22 V.LEAGUEからVリーグ参入が決まっているリガーレ仙台が登場。同チームはリオデジャネイロオリンピック代表のリベロ・佐藤あり紗が監督兼選手を務めており、1回戦は福岡大学と対戦。フルセットの大接戦となったが、リガーレが3-2で勝利し、2回戦に駒を進めた。フルセットの後、同日中に2回戦というタイトなスケジュールとなったリガーレは2回戦で昨年V1で準優勝の強豪・岡山と対戦。第2セットでは8-6、16-14と先行でテクニカルタイムアウトに入るなどリードする場面も見せた。結果はストレート負けで敗退となったが、佐藤監督兼選手は「負けはしたが収穫の多い大会だった。チームの雰囲気がよくなった。今後は個々の技術、能力や体力面の向上に取り組んでいきたい」と語った。
このほか、初戦ではV2のGSS東京がV1で昨年4位のデンソーから1セットを奪うなど、健闘した。
大学勢は筑波大がCLUB EHIMEにストレート勝ちして2回戦に進出したが、2回戦でJTにストレートで敗れ、姿を消した。
12日に行われる準々決勝にはJT、NEC、トヨタ車体、デンソー、埼玉上尾、東レ、久光、岡山が駒を進めた。
11日の女子の結果は以下の通り。
筑波大学 3-0 CLUB EHIME
リガーレ仙台 3-2 福岡大学
NECレッドロケッツ 3-0 ヴィクトリーナ姫路
トヨタ車体クインシーズ 3-0 PFUブルーキャッツ
デンソーエアリービーズ 3-1 GSS東京サンビームズ
埼玉上尾メディックス 3-0 群馬銀行グリーンウイングス
東レアローズ 3-0 KUROBEアクアフェアリーズ
久光スプリングス 3-0 日立リヴァーレ
JTマーヴェラス 3-0 筑波大学
岡山シーガルズ 3-0 リガーレ仙台
「監督兼選手は選手だけをやっていた時代とは違うやりがいも感じる」と話したリガーレ仙台・佐藤あり紗監督兼選手
久光に敗れ、初戦敗退の日立・野中瑠衣選手。今年1月には秋田北高の主将として同じ会場で春高を戦った。「次の春高も後輩が出場するので、自分も背中を見せられるように引き続き1月から再開するリーグを頑張りたい」と話した。
前回大会優勝の久光スプリングス・石井優希選手は「連覇を目指したい」と語った。
V1で13連勝中の東レは皇后杯初戦も危なげなくストレート勝利。石川真佑選手は「Vとは違う雰囲気の中、自分たちらしいバレーができた」と試合後に話した。
写真:堀江丈
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