2020-12-13 09:15 追加
準決勝の組み合わせはJT対デンソー、岡山対東レに。前回覇者の久光が敗退 令和2年度皇后杯
皇后杯の結果
SV女子
バレーボールの令和2年度皇后杯ファイナルラウンドは12日、準々決勝4試合が武蔵野の森スポーツプラザにてリモートマッチで行われた。
6日に年内の日程を終えた2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)の現在の上位8チームがそのまま準々決勝に進む形となり、リーグの行方を占う意味でも興味深い4戦となった。
第1試合はJTとNECが対戦。JTが3-1で勝利した。Vリーグの1レグではNECが3-1で勝利していたが、今回は昨シーズンのV1覇者であるJTに軍配が上がった。
試合後、NECの古賀紗理那選手は「この悔しさを年明けにリーグの方でぶつけて、負けないようなチーム力、対応力を身につけていきたい」と前を向いた。
また、JTの小幡真子主将は、「相手の得点源であるネリマン(オズソイ)選手と古賀選手に負担をかけていこうということで、サーブで相手を崩して自分たちの展開に持って行けたことがよかった。ブロックフォローや2段トスをしっかり上げるなど、直接点数につながらないプレーを丁寧にすることを心がけている」と話した。
第2試合はデンソーとトヨタ車体が対戦。トヨタ車体が第1セットを25-22で奪って先行するも、デンソーが逆転し、3-1で勝利した。
デンソー・川北元監督は、「トーナメントの大会は1プレーで流れが変わるので、まずはディフェンスからトランジションに持っていけるように心がけた。1セットとられたが前衛と後衛の関係が悪くなく、トランジションにつなげることができていた」と勝因を話した。
デンソーのセッター・田代佳奈美選手は、「明日のJT戦は相手のブロックがいいので、相手のウィークポイントや自チームのアタッカーの調子を見極めた配球をしたい」と気を引き締めた。
一方、敗れたトヨタ車体・渡邊彩主将は、「デンソーさんに対して対策してきたことが出せなかった。年明けに再開するリーグに向け、チームのシステム、連係を強化していきたい」と話した。
同じくトヨタ車体の荒木絵里香選手は、「あと少しで勝てるゲームを落としてしまった。自分が機能せず、悔しい」と語った。また、2020年を振り返り、「予想もしていなかった年だった。試合ができる喜び、感謝の気持ちを忘れずに来年に向け、毎日を丁寧に過ごしたい」と話した。
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