2020-12-13 09:15 追加
準決勝の組み合わせはJT対デンソー、岡山対東レに。前回覇者の久光が敗退 令和2年度皇后杯
SV女子
第3試合は皇后杯2連覇を狙う久光がV1昨シーズン2位の岡山と対戦。久光は第1セットを失うも、次の2セットを連取し、そのままの勢いで突き進むかに見えたが、第4セットは勝負所で決め切れず、デュースの末26-28で落とし、試合はフルセットに。最終セットも接戦となったが岡山が15-13で辛くも取り、3-2で勝利。久光は2連覇ならず、準々決勝で姿を消した。
岡山の河本昭義監督は「無欲で試合に臨んだ。今季のリーグもフルセットでうちが勝っているが、その時のことをイメージして選手たちがうまくまとまり、マッチポイントをとられながら勝利することができた。リーグの2レグでも勝ちたい」と試合後に語った。

岡山・金田修佳選手は「交代で入った選手がコートにいい空気を入れてくれた。新鮮さが刺激となり、うまく切り替えることができた」と話した。

久光・井上愛里沙選手は「5セット目の最後の決定力が個人的にも課題。助走に入りすぎてかぶって打てないことがある。打ち切ることがアタッカーの責任なので改善していきたい」と自身の反省点を述べた。

ベテランの石井優希選手は、「相手が粘ってラリーになった時に切り返せず、苦しい展開になった。リーグ再開に向け、自分自身のスパイクフォームの見直しやセッターとのコンビを詰めていきたい」と話した。

この日最後の試合となった第4試合は、V1で現在負けなしの13連勝中の東レがV1で昨シーズン3位の埼玉上尾と対戦。第1セットは埼玉上尾が25-20で先行するも、第2セットは25-19で東レが奪い返す。第3・第4セットは一進一退の攻防となったが両セットとも東レが25-23で勝ち切り、3-1で勝利した。
試合後、埼玉上尾の山岸あかね主将は、「1セット目はサーブで攻めることができたが、オフェンス力、ディフェンス力ともに相手が勝っていた。来年はリーグを通して成長し、もっと内容のいい試合ができるようにしたい」と話した。

同じく埼玉上尾の吉野優理選手は、「絶対勝つつもりで臨んだが、ここ1点がとれなかった」と悔しさをにじませた。

一方、東レの黒後愛主将は、「序盤はうまくいかなかったが、セットを落とした後でうまく切り替えられた。劣勢の場面でも声を出すことを心がけている。連勝のことは試合中は考えず、この1本をどうとるかということに集中している」と笑顔を見せた。

13日は準決勝となり、同じ会場(無観客)で12時からJT対デンソー、15時から岡山対東レの試合が行われる。
【12日・準々決勝の結果】
JTマーヴェラス 3(25-18、26-24、20-25、25-20)1 NECレッドロケッツ
デンソーエアリービーズ 3(22-25、25-21、25-15、25-21)1 トヨタ車体クインシーズ
岡山シーガルズ 3(25-18、20-25、20-25、28-26、15-13)2 久光スプリングス
東レアローズ 3(20-25、25-19、25-23、25-23)1 埼玉上尾メディックス


写真:堀江丈
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