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バレーボールマガジン>トピックス>石川祐希リモート会見「五輪は特別な舞台。正直、やってほしいが、コロナ感染した身として健康や命を最優先にしてほしい」(全文)

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2021-01-05 09:00 追加

石川祐希リモート会見「五輪は特別な舞台。正直、やってほしいが、コロナ感染した身として健康や命を最優先にしてほしい」(全文)

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――昨日の試合について。結果的には1-3で負けましたが、スタメン出場しました。ポジションが少し変わってオポジットのポジションに入り、15得点、2位でしたね。レセプション(サーブレシーブ)は狙われなかったというか、11本しかうけてない中でA・Bパスで36.1%の返球率、スパイク決定率は54%で、この2つの数字を見るとよかったのではないかと思いますが、昨日の試合、ご自身のプレーとチームを振り返っていかがでしたか?

石川:久しぶりに試合ができて嬉しかったですが、万全ではない中で試合に臨まなければいけなかったので非常に難しい1戦でした。でも、僕の感覚としては、復帰明け、久しぶりにしては悪くなかった。いいプレーも多かったと感じています。また、スパイクに関しても、決定率50%を超えていたし、レセプションに関してはフローター、ジャンプサーブともにほとんど狙われなかったので、そこは僕のレセプションのパスのよさが証明できたのではないかと思っています。ヴェローナはサーブのいいチームで、サーブがいい時に流れに乗ってくるチームです。そこで崩されはしなかったですけど、真ん中、クイックを使える位置に返して、自分もパイプに入ることのできる返球はできた。そこは僕自身はよかったかなと。数字自体は36.1と高くはないですけど良かったと思っています。この試合、全員が1か月試合してなかったので、難しい試合になりましたけど、このあとトレント、チビタノーバ、ペルージャ、モデナなど強豪チームと当たり、非常にタフな試合になるのと思うので、少しでも修正して、今後臨んでいきたいと思います。

――13試合終わって、7勝6敗、勝ち点が20点で現状8位です。延期になった試合が多いので、まだこれからチャンスがあると思うのですが、上位進出、プレーオフでの勝利を目指す上で、ここまでの手応えを教えてください。こういうときに負けがち、とられがち、劣勢になりがちなどの課題は?

石川:前半非常にいいスタートが切れて、途中までは勝ち続けることができましたが、けが人が出たり、感染者が出たりとかでリズムが少し崩れてしまっているときに負けてしまっているので、その対応力が僕自身だけじゃなくてチームにも必要だと感じています。また、勝てそうなというか、勝つチャンスがある試合はあったのですが、それを逃しているケースが多いので、流れを変える1点をとるとか、ほしいところで1点決められるようにしていかないといけない。大事なところでこちらのミスで相手に得点されていることも多いので、1点で流れが変わったり、勝敗が決まることを実感しています。今シーズンはどのチームもレベルが高く、どこが勝ってもおかしくありません。簡単に勝てる試合は一つもなくて、本当に気を張ってないと、1点で結果が変わってくる試合がほとんどなので、1点の大切さを今、改めて感じているところです。

――個人成績は通算204得点でチーム最多得点、サービスエースは14本でチームトップ、スパイク決定率47.1%といいパフォーマンスをしていますが、それについての手応え、去年までとは違うなというところを教えてください。

石川:パフォーマンスに関しても悪くなく、いい状態を保てていますが、負けている試合も多いので、自分のパフォーマンスだけではなくチームの結果を見ていかないといけないと思います。得点に関しては、前半戦は非常にとっていましたが、前半の中盤、後半に入ってからは得点が少なくなっているので、もっととらなくてはならないですし、ここ1点がとれるようにこれから戦っていきたいです。
去年と比べると、得点数は多いと思うので、そこは引き続きチームに頼られる存在でありたいなと。また、サービスエースは去年より少ないが、後半戦始まってからサーブの調子が徐々に戻ってきているので、これから得点する本数が増えていくと思っていますし、僕のひとつの武器でもあるので、そこでチームに貢献していけたらと思っています。

――出発前に言っていた今シーズンのテーマはディフェンス、ジャンプサーブに対するレセプション。チームの中で役割として、リーダーシップを発揮していきたいということの現在の到達度は?

石川:ディフェンスに関してはチームにとても貢献できていると思います。レセプションだけでなくディグも上げていますし、ジャンプサーブに対するレシーブも去年よりサービスエースをとられる本数が減ったのは成長できたところ。僕がレセプションの要なので、僕がエースをとられていてはチームが勝てない。レシーブの要と自負しているので、引き続き取り組んでいきたいと思います。また、チーム内でのリーダーシップに関しては、去年よりコミュニケーションをとれていますし、チーム全体を見ることもできているとは思います。ただ、やはり流れが悪いときに変えられる雰囲気やプレー、表現がまだ足りない。そこは後半戦取り組んでいきたい課題のひとつです。

――後半戦に向けて、「ここで俺はチームに貢献するぞ」という部分は?

石川:レシーブに関してはだいぶ安定してきているなと思っているので、そこは引き続き取り組んでいきたいところです。僕は後半戦は、得点するということにこだわっていきたい。ここ苦しいときに1点とれる。スパイクでもサーブでも流れを変える1点をとれていないというか、とれていたら勝ちに変わっていた試合もあったので、後半戦は得点をとりに行って、チームの勝ちに貢献する働きをしたいと考えています。

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