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会見・コメント

2021-01-26 19:15 追加

NEC・古賀紗理那「練習の段階からより精度を上げていけるように」、金子隆行監督「優勝するためには劣勢時もクオリティの高いバレーができることが必要」 V1女子会見

1月23日 NEC対日立 NECレッドロケッツ記者会見

SV女子

 1月23日にとどろきアリーナ(神奈川県川崎市)で行われたV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)、NEC対日立戦のNECレッドロケッツの記者会見コメントをお届けする。

NEC 3(25-27、25-18、26-24、25-19)1 日立

■NECレッドロケッツ

●山内美咲主将

終始日立さんのサーブで攻められ、私たちが準備してきたことを出しきれる場面が少なかったのかなというところがありました。それでもそこから粘り強いバレーを展開し、ラリーの中で決定打を作り出せていたのは、良かったと思います。

●古賀紗理那選手

今日は今シーズン最後のホームゲームということで、本当にたくさんの方にこういう状況の中でも会場に足を運んでいただき、その力を借りて勝つことができたことは良かったと思います。オフェンスの部分で偏りが多かったことは反省点です。次の東レ戦は前回負けている相手でもあるので、しっかりチーム全員で束になって勝てるようにしていきたいと思います。

――山内主将に。今年最後のホームゲームでお客さんも入れて勝ったことに対する思いは?

山内:こういう状況の中、本当にホームゲームが開催されるのかということも心配でしたし、お客さんを入れて開催することに対して、選手自身も本当にこれがいいことなのかという心配もありました。でも、こうやって実際にお客さんの前でプレーすることで私たちの気持ちを高ぶらせるところもありましたし、ひとつひとつのプレーにお客さんの後押しがあったので、 私たちが勝つことができたのもそこのつながりを大事にできたからかなと思っています。

――古賀選手に。最後のサーブでの連続得点をあげた時に点数が入っても笑顔にはならなかったと思いますが、その時の心境は?

古賀:最後のセットは終盤に追い上げられて、ビハインドの状態が続きました。私たちのチームは組織的に動いていこうというのを今シーズンのテーマのひとつとしてやってきましたが、「私はここを止めるから、ここをお願いします」といった会話が全くできなくなっていました。そういう状況の時こそ、コートの中で会話をしてやっていかなければならないのに、そういうことができていなかったので、最後のタイムアウトの時にそれぞれの役割をしっかり果たそうというのを話しました。
その後、私がサーブに回ったので、まずはサーブで崩そうと思い、(ターゲットを)絞ることを意識してサーブを打ちました。点数も点数でしたが、最後に畳みかけないとまた一緒の展開になってしまうという気持ちでサーブを打ち、決まった時は喜んではいたのですが、すぐに切り替えようと自分の中では考えていました。

――古賀選手に。東京五輪まであと半年ですが、メディアではやるかやらないかといわれている中、現在の心境は?

古賀:東京五輪をするかしないかは私が決められることでもないですし、私はまず怪我をせずに、健康に競技を続けることがいちばん大事だと思っています。コロナにかからないように最善を尽くすことと、プレー面ではもっともっと上手くなれるようにしていくことが今、いちばん大切だと思っているので、東京五輪をやるかやらないかはわかりませんが、私はそういうふうにやっていきたいと思っています。

――昨年は国際大会ができず、リモートで紅白戦が行われていましたが、調整の難しさなどを感じることはありますか?

古賀:調整は難しいですけど、それは私だけではないので、試合ができる時には一生懸命やりますし、試合ができなくても、今、私がやるべきことをしっかりやっていくだけかなと思います。

――古賀選手に。後半戦が進むにつれ、ネリマン(オズソイ)選手がチームに少しずつフィットしてきているように思いますが、同じポジションの古賀選手から見ていかがでしょうか?

古賀:私がフロントで苦しい時は彼女がバックアタックに入って決めてくれますし、そういう意味でもコンビの精度をさらに上げていくことが点数をとる上でとても大事になってくると思います。なので、フィットしてきつつあるとは思いますが、練習の段階からより精度を上げていけるようにできればと思います。

――練習の時など、普段、ネリマン選手とどんな話をされていますか?

古賀:対角を組んでいて、私がフロントの時にバックなので「こういうふうに打った方がいいよ」とか、そういう話もしてくれますし、一人ひとりの話をちゃんと聞いてくれる選手です。セッターとのコンビの擦り合わせがまだあとちょっとかなという感じがしているので、そこはコミュニケーションをとって、セッターと2人だけでなく、私たちもしっかりコミュニケーションをとって、「こういうトスがいいんじゃないか」とか、そういう話ももっともっとしていけたらいいのではないかと思います。

――山内主将に。今季のホームゲームはこれで全勝となりましたが、この勝利を次にどう生かしていきたいですか?

山内:今、古賀も話したように、もう少しコンビの精度を上げていければ。今シーズンはオフェンスを中心に「攻めて勝つ」ということをテーマにチームとしてやっているので、もう少し点数のとり方に対して、一人ひとりが精度を上げてやっていきたいと思っています。

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