2013-11-06 02:48 追加
全日本女子記者会見
全日本代表 女子
眞鍋政義監督
グラチャンは今年の集大成。少なくとも表彰台に上がる成績を目指したい。
アジア選手権後はセッター中心にコンビを作ってきた。
2年前のワールドカップの頃から何か新しいことをしなければ、世界には勝てないと考えていた。今の段階では具体的には言えないが、新しいフォーメーションを試したいと考えている。石井、長岡、迫田の3人は、今までと少し違ったことをしているので、負担を感じているかもしれない。
木村はどちらかというとコミュニケーションが苦手なタイプだったが、キャプテンになって以降、若い選手たちに積極的に話しかけて頑張っている。
―セッターについて。
世界バレー予選までは、従来のオーソドックスなバレーをしてきたが、出場権を絶対に取らなければならなかったため、新しいことができなかった。世界バレーの切符が取れたので、新しい戦術を試すことになった。メダリストの中道はトスも安定していて、来年以降もチームに必要な選手。初選出の永松は非常にコミュニケーション能力のある選手。コート外でもまんべんなく、色々なスパイカーと話せるので、既に深い信頼関係ができている。
木村沙織主将
今年はメンバーが大会ごとに変わるなど固定せず、チームワークをみんなにどう伝えていくかが難しかった。高さ・パワーのあるチームに勝つためには、試合中のムードやチームワークが大事になる。ゲーム練習等からチームにそれを意識付けるように心がけてきたが、みんなが絶対負けないという気持ちを出してくれるようになり、少しずつ変わってきたと思う。
ワールドグランプリとはセッターが2人とも変わり、現在は違うゲームメイクになっている。個人的には打ち慣れたトスという安心感があり、中道さんが来てくれて、ホッとしている。チームをまとめることも助けてもらっているので、コンディション作りがグラチャンに間に合って、本当によかった。
新戦術は10月の北海道合宿で初めて伝えられた。まだどうなるかわからないが、非常に楽しみ。最初は見たことのない戦術だったので驚いたが、点を取るためには逆にシンプルかもしれないと思った。自分はそういう発想をしたことがなかったので、眞鍋さんの発想力に驚いた。
―河西昌枝さんが亡くなって、思うことは?
初代表の時から可愛がっていただいた。調子が悪い時、いつも声をかけてくれた。東京五輪の金メダルを触らせてくれたこともあり、優しく見守ってくれた。「あなたが頑張らなきゃだめよ」といつも言われていた。お世話になったことを感謝している。
中道瞳選手
全日本に合流して1か月、みんな追い込んでそれぞれやってきたので、よい結果につながってほしいと思っている。
合流するまでは全日本で戦える体ではなかったので、チームでしっかりと調整を行った。ワールドグランプリなどをテレビで見て、また全日本で頑張ろうと思えた。
新しい戦術を取り入れることで、アタッカーとのコミュニケーションは今まで以上に取っている。完成したら、面白いバレーになると思う。
3年間竹下佳江さんを見てきて、その練習に取り組む姿勢を新しく入ってきた若い子たちにも伝えたいと思った。全日本は強制されてやる場所ではなく、各自考えて行動することで、ロンドン五輪も結果につながったと思うので、自分から動くことが大事だと思う。
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