2021-02-14 22:34 追加
東レ、全勝でレギュラーラウンドを終える。デンソーがフルセットの末に久光を破り、セミファイナルへ V1女子
V1女子の結果
SV女子
バレーボール2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は14日、E・プラザいしかわ(石川県かほく市)とベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館/兵庫県尼崎市)の2会場でレギュラーラウンド最終日の計4試合が行われた。
ここまでレギュラーラウンド全勝の東レは、皇后杯ではストレート負けを喫した2位のJTと、JTのホームの兵庫で対戦。東レがこのままレギュラーラウンドを無傷のまま完走するのか、JTが今季最後のホームゲームを勝利で飾るのか、ファイナルラウンドの行方を占う意味でも注目の1戦となった。
第1セットは石川真佑のバックアタックなどで東レの一方的な試合展開となり、25-14で先取する。第2セットは序盤はJTがリードするも東レが黒後愛のスパイクや途中出場の白井美沙紀のサービスエースなどで逆転し、25-20で連取する。第3セットはラリーが続き、両者譲らぬ展開となり、デュースが繰り返されたが、32-30で東レが接戦を制してセットを取り、3-0で勝利。負けなしの21連勝でレギュラーランドを終えた。
一方、この試合に勝つと4強入りの可能性がまだ残されていた埼玉上尾は石川会場の第1試合で3位のNECと対戦。第1セットはデュースの末、古賀紗理那やネリマン・オズソイらの活躍でNECが先取するが、第2セット以降、埼玉上尾はブロックディフェンスが機能し、ブロックタッチからリベロ・山岸あかね主将の好レシーブ、ジョセフ・シャイナの攻撃などで得点につなげて、3セットを連取。セットカウント3-1でNECを破った。
埼玉上尾が勝ったことにより、負けた場合はセミファイナル進出ができない状況となったデンソーは兵庫の第2試合で久光と対戦。前日に続き、フルセットの大激闘となった。
第1セットは石井優希らの活躍で久光が先取。第2セット、デンソーはセッターを田代佳奈美から松井珠己に交代する。これによりリズムが変わり、途中出場の森谷史佳主将もサービスエースを決めるなどで、デンソーがこのセットを25-22で取り返した。第3セットは競り合いとなるが、終盤、久光が抜け出し、25-22で再び奪取。第4セットはデュースにもつれこむが、後のないデンソーは鍋谷友理枝の活躍で26-24で何とかこのセットを奪い、試合はフルセットに。最終セットも鍋谷は攻守に渡る活躍を見せ、15-9で試合終了。デンソーがセミファイナル進出を果たした。
石川の第2試合は今季最後のホームゲームとなったPFUが日立を3-1で下し、念願の4勝目を挙げた。この結果、PFUは12位から10位に浮上してレギュラーラウンドを終えた。次週、埼玉上尾と日立は5~8位決定戦、PFUは9~12位決定戦に出場する。
なお、レギュラーラウンドの個人技術集計で決まる個人賞も発表となった。スパイク賞の島村春世、サーブ賞の山内美咲(ともにNEC)、サーブレシーブ賞の小幡真子(JT)は初受賞となった。
レギュラーラウンドの最終順位と個人賞は以下の通り。
【レギュラーラウンド最終成績】
1位:東レアローズ 1.0(21勝0敗)
2位:JTマーヴェラス 0.8(16勝4敗)
3位:NECレッドロケッツ 0.75(15勝5敗)
4位:デンソーエアリービーズ 0.63(12勝7敗)
5位:埼玉上尾メディックス 0.60(12勝8敗)
6位:岡山シーガルズ 0.52(11勝10敗)
7位:久光スプリングス 0.48(10勝11敗)
8位:日立リヴァーレ 0.29(6勝15敗)※セット率0.53
9位:トヨタ車体クインシーズ 0.29(6勝15敗)※セット率0.50
10位:PFUブルーキャッツ 0.24(4勝13敗)
11位:KUROBEアクアフェアリーズ 0.20(4勝16敗)
12位:ヴィクトリーナ姫路 0.19(4勝17敗)
【V・レギュラーラウンド個人賞】
得点王(最多得点) クラン ヤナ(東レ) 436点 2回目
スパイク賞(アタック決定率) 島村春世(NEC) 51.7% 初受賞
ブロック賞(セット当たりブロック決定本数) 荒木絵里香(トヨタ車体)0.81本 8回目
アキンラデウォ フォルケ(久光) 0.81本 2回目
サーブ賞 (サーブ効果率) 山内美咲(NEC) 15.6% 初受賞
サーブレシーブ賞 (サーブレシーブ成功率) 小幡真子(JT) 68.3% 初受賞
次週(20・21日)はV・ファイナルステージとなり、1~4位決定戦が東京(大田区総合体育館)、5~8位決定戦が埼玉(埼玉県立武道館)、9~12位決定戦が茨城(池の川さくらアリーナ)で行われる。
写真:黒羽白
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