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コラム

2021-02-19 05:00 追加

V1男子でブロックタッチのチャレンジ頻発 ルールが変わっていた?

SV男子

西田「去年ありで今年ダメ。明確にすべき」

2020年12月5日、V1男子・ジェイテクトSTINGS対ウルフドッグス名古屋。今シーズンはチャレンジの際の会場内モニター表示が行われない

試合後の記者会見では、フェリペの怒りが収まっていなかった。

「レフェリーのミスによって流れが変わった。私が求めるのは、主審たちがきちんとミーティングをして、ルールの確認をすることです。今日のプレーは他のチームもよくやっていること。我々はプロの選手、ジェイテクトのために勝ちたい。レフェリーも責任を持って、ルールを確認しないといけないと思う」

2020年12月5日、V1男子・ジェイテクトSTINGS対ウルフドッグス名古屋の試合後、会見で怒りをあらわにしたジェイテクトのフェリペ

また、当該プレーをした西田は、判定基準が変更したのかどうかのアナウンス不足を訴えていた。

「今年映像が見られないというのが大きいと思う。去年(昨シーズン)、そこを除外していたチャレンジしていた部分を、ありにしていたのを開幕前にアナウンスしていたのかどうか。今年(今シーズン)、出てきている。僕たちだけでなく、日本のリーグとしてどう統一するのか。去年もやっていたことが今年はダメというのが、しっかり明確にすべき」

一方、名古屋のトミー・ティリカイネン監督に、当該場面について質問したところ「どちらが最後にボールを触ったかどうか確認しただけ」と答えた。

一連のやり取りで、このようなネット際のプレーにおいて、最後にボールを触った方がアウトになると解釈はできた。

しかし、この試合から2カ月以上が経つが、相変わらず同様のプレーでのチャレンジが頻発し判定での混乱が生じている。果たして、各チームに改めてアナウンスをされているのか、Vリーグの審判員の間で共通認識されているのか。

くれぐれも、熱い試合に水を差すようなことにならないことを願う。

取材・写真:大塚淳史

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