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会見・コメント

2021-02-19 06:00 追加

東レ・黒後愛主将、小川愛里奈「今日はどうしても勝ちたい、負けたくないという気持ちが強かった」V1女子会見

SV女子

●越谷章監督

今日の試合に当たって、選手の精神状態が気負い、気合も入り過ぎず、かといっても不安ではない、いい緊張感で入れたのが非常に良かったのではないかと思います。実際第1セット、出だしから、今週力を入れてきたサーブが機能し、崩しながらその後のトランジションで決め切れていたのが良かったと思います。細かいボールのつなぎの精度、2本目のセットが非常に良かった感じです。

今日はアタック、サーブ、ディグ、セット全ての質が高かった気がします。第2セットJTさんも粘り強くクロスゲームになりましたが、2枚替えで入った白井、野呂がこの試合全てにおいて機能したなと思います。そこから流れを一気に引き寄せられました。
第3セットはJTさんの粘り強さから最後ドルーズ選手が決めてくるパターンで、こっちもいい場面が作りづらい状態になりました。最後まで接戦で普段ならJTさんが1点先にとって勝ち切るのですが、そこをうちが粘って取り切ったのが大きかったです。

第1、2セットはJTさんがいい形を作れなくてゲームとしてはこちらが有利になりました。第3セットのああいうゲームを戦って取り切れたというのがセミファイナルに行くにあたって、士気が上がり、一体感が生まれたのではないかと思います。あとは、コンディションを整えて準備をしていきたいです。

――年初からメンバーを交代するようにした成果が、第2セットを抜け出す要因になったように見えたが?

越谷:出るまで結構接戦で、リスクは高いし、1回うまくいかないと流れは変わってしまうと思うのですが、その中でも何かやってくれるなという期待が大きいので、躊躇なく使えたなと思っています。凄い緊張する中でも役割を果たしてくれたのは評価をしています。

――ファイナルでは大きな力となるか?

越谷:独特な雰囲気の中で劣勢で交代で入るというのは難しいと思います。期待を込めて何かしてくれるというのがあるので、どんどん使っていこうかなとは思っています。

――全勝でレギュラーラウンドを終えたが、監督が昨シーズンから変わったなと思うことは?

越谷:そこまで成長したかというと「どうなんだよ」という感じですし、まだまだということはあります。昨シーズンはダメになると一人ひとりバラバラになっていたのが、今シーズンは黒後キャプテン、白井、中田(紫乃)副キャプテンを中心に一体感、チームワークがあるというのはまずは大きいです。

今までは個人で力を発揮していたのが、今もその部分はありますが、チームで点数を取っているということを全員認識できているので、こうやって全部勝っているのではないかと思っています。

――監督が選手に言ってきたことは?

越谷:就任してからずっとチームワーク、チーム全員で戦う、失敗・ミスを避けるのではなく、むしろ歓迎しながら次どうするのかというところと、とにかく準備を早くということを言ってきました。あとはうまくいかないときに一人ひとり主体性を発揮して、何か変えようという行動を起こせということは言いました。

――サーブが今日良かったが、練習でどのように意識づけさせているか?

越谷:サーブに関しては、練習からターゲット、人やゾーンの時がありますが、それを意識させて強いサーブ、なおかつ揺さぶりを入れられるように交互に練習をしてきました。

――皇后杯でのJT戦の負けが、今日や今後の対戦する際に活かされることは?

越谷:皇后杯で負けて、自分たちが次に何をしなければいけないのかというのと、勝っているけれどもまだまだ成長できるのではないかということを認識し、取り組んできました。今日の試合順位が決まっている中、最後まで倒してやるという気持ち、闘争心が出てきたのが次に向けて良いと思います。次に決勝でお互い上がってきてやる時には、一人ひとりが何をしてくるかとか、次こうしたいという主体性が出てくるのではないかと思っています。

写真:黒羽白

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