2021-02-19 19:03 追加
東レ藤井直伸「昨日よりはいい試合ができた」篠田監督「今週の収穫は(鈴木)悠二」
SV男子
――今週の収穫は。
藤井:悠二さんのサーブ(笑)
篠田:悠二。攻撃力の部分は目をつぶって、サーブでどのくらいできるのかなって試してみたかった。昨年から思い描いてたんですけど、それを一個作れたかなっていう。攻撃は李ほどは機能しないので今後どうするか。ひとつのオプションとして作れたので良かったなと思っています。今回は、まずはサーブで攻めて崩さないときついんじゃないかという感じだったので。悠二を一枚入れることで攻撃力のところがきつくなると思ってたので、そういったところに途中出場させるとかいろいろ想定してやってみました。最後のセットは米山を入れたんで、米山を入れたらミドルの攻撃はBパスからでも絶対必要だと思ったんで李を入れました。
――前回のサントリー戦と比べてどうだったか。
篠田:強いっすよやっぱり。サーブは良かったですけど。サントリーの二段トスを打つ能力ですよね。ムセルスキー選手は上から打つっていうのもありますけど、柳田選手と藤中選手の打ち方がうまい。簡単にシャットされない、リバウンドもらったり押し込んだり…いろんな技術があるなと思いました。逆に小澤と将馬はそういうところが物足りないと感じましたね。
――髙橋選手について。
藤井:あれが当たり前と思うんですけど、健太郎がこの週、非常に良いパフォーマンスで、今までがちょっと燻ぶってただけで、やっと彼が自身の力を信じられたのかなと。彼が普通にパフォーマンスできたらあれくらいのパーセンテージや信頼を残せると思うので、この2試合は彼にとってもチームにとっても大きな収穫だったんじゃないかなと思います。僕自身変えたことは特にないんですけど、彼自身が良い状態で入れたんじゃないかと。自分の中でわかったみたいなんで良いんじゃないですかね。身体がでかいのに心が繊細なんで。自信はあると思うんですけど、決まらなくなったりすると落ち込んじゃうこともあるんで。この2日間は数字もですけど、相手に対しての存在感を残せたんじゃないかと。やっぱりミドルは存在感が一番大事になってくるので。今日健太郎がいてやりづらいなとかそういう部分を少しでも感じてもらえたら良かったんじゃないかと。
篠田:健太郎は素人…じゃないですけど、ずっとやり続けないと難しいタイプ。コロナで2週間やらないと一回素人に戻っちゃうじゃないですけど…。センスがある選手ではないので。最初もそうだったんですけど、堺戦くらいでちょっとよくなったかなと思った次の週で試合がなくなって、そこから全くできない状態になって。また0からのスタート…やっと戻ってきたというか。李も一緒なんですけど。やっと試合慣れしてきたかなと。もともとやり続けないといけない選手なのかなと。やり続けたらこうなるみたいな。ポテンシャルは日本人でトップクラスなのでそれを彼がどう生かすか。あいつはバレーボールをいっぱいやらないとだめですね。
撮影:火野千鶴
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