第1試合　富士通カワサキレッドスピリッツ 3-1 サフィルヴァ北海道
25-13 25-21 36-38 25-19

富士通カワサキレッドスピリッツ　山本道彦監督
今季は新型コロナウイルスの影響で、通常と異なる、特殊なシーズンとなりました。そもそも13チームのところ（出場できないチームがあり）11チームでスタートしたり、途中で試合が出来ないという状況がありながら、我々に関しては、幸い、1試合も落とすことなく19試合やれたことに幸せを感じています。
どのチームも同じような状況だったと思いますが、我々は最初3か月まったく練習が出来ない期間がありました。通常、平日週3回、火曜日と金曜日は仕事が終わってから、19時から21時まで練習していますが、現在は20時までに制限されており、練習する時間が半分になりました。そんな中で優勝できたのは、監督である10数年の中で一番嬉しいです。ここまで支えてくださった関係者の方々、地域の方々のご尽力に感謝しています。
明日対戦するヴォレアス北海道は、高いスキルと経験を持った選手が多くいるチームで、レベルの高い試合を展開しています。正直言って我々よりも力は上であると思っていますが、相手のデータを分析して、我々も自分たちの力量の中で、バレーボールというのは高さがあるとか力が強いというだけで勝てる競技ではないので、戦術で上回り、前回は勝てたのだと思っています。明日の試合は相手も相当準備をしているでしょうし、我々も明日に向けて準備をしていますので、面白い試合が出来るのではないかと思っています。

第2試合　ヴォレアス北海道 3-0 埼玉アザレア
25-16 27-25 25-20

ヴォレアス北海道　エド・クライン監督
今日は勝利出来てうれしく思っております。今シーズンの中で、今日の試合が一番重要であると受け止めております。重要な試合だったのでナーバスになっていた部分があり、サイドアウトを取るところで露わになってしまいましたが、ブレイクで埋めることができました。
埼玉はアタックが機能することを優先した布陣を取っていたのではないかと思います。サーブで弱点を突くことが出来て、セッターがブロックの割れたところを狙いやすくなりました。ブロックも機能し、一言でいうと、ブレイクポイントで勝てた、に尽きると思います。
今日の勝利によって、明日の試合へ臨む気持ちは非常に楽になり、楽しみになりました。富士通は2月に敗れた相手であり、リベンジしたいと考えております。これまで無敗の富士通に臨むことはチャレンジマッチへ向けてよい調整にもなりますし、富士通に勝つとチームに自信が強まるのではないかと思っています。1位と2位が対戦する面白い試合になるのではないかと思います。明日良い試合をして楽しんでいただけると嬉しいです。

写真：出口季里

ページ: 1 2