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2021-03-28 20:57 追加

WD名古屋を支えたレジェンドリベロ、古賀幸一郎が引退 初の兄弟対決を制す「辛く厳しいこともあったがバレーボールをやってよかった」

古賀幸一郎引退

SV男子

古賀幸一郎(左)と弟の太一郎

バレーボールV.LEAGUE DIVISION1MEN ウルフドッグス名古屋は28日、パークアリーナ小牧でFC東京と試合を行い、怪我で昨シーズンから戦列を離れていたベテランリベロの古賀幸一郎がこの日最後の出場を果たし、試合後にはFC東京に在籍する弟の古賀太一郎がねぎらうなど、引退セレモニーが行われた。

古賀は2009年に休部したNECブルーロケッツでVリーガーとしてデビュー。休部に伴って豊田合成トレフェルサ(当時)に移籍し、クリスティアンソン・アンディッシュ監督の就任と、チームキャプテンについたことで、同チームの創部以来初優勝にリベロとして大きく貢献した。

2019/20 Vプレミアリーグ 2月2日に行われたパナソニックパンサーズとの試合中にアキレス腱損傷(断裂)、手術をした。長くリハビリを続けてきたが、本日を持って現役を引退。最後にリベロとして出場し、弟の太一郎が出場するFC東京と対決して見事花道を白星で飾った。

本人コメント
幸せなバレー生活を送ることができ、最後に勝利をプレゼントしてもらって、選手がいい形で送り出してくれました。つらく厳しいこともあったんですけれども、最後バレーボールをやってよかったなと思えるようになりました。

ファンに向けて
もっともっとバレボールが発展していって欲しいですし、その中で自分自身はなかなかバレーボールの発展には貢献できなかったんですけれども、いろんな形で発信していってバレーボールが皆から愛されるスポーツ..今日のセレモニーもそうですが、バレーボールという一つのボールしかないですが、ボールとネットがあった中でそこにこれだけの人が集まってボール一つでいろいろな感情や心が揺さぶられる素晴らしいスポーツだと思うので、本当にその素晴らしさを是非是非多くの方々に知ってほしいです。僕自身は一回バレーボールから離れますが、バレーボールに支えられたという思いはずっと持ち続けていますので、本当にバレーボールの発展を願っています。

古賀太一郎コメント(町田大会時)
彼は間違いなく日本一のリベロだと思いますし、いろいろなリベロがいる中で彼は絶対的なスキルを持ったリベロだったので、他のどんなリベロよりスキルでは秀でていました。そこを自分はいちばん近くで見ていたので、追いかけ続けていましたが、去年アキレス腱を切って、最後FC戦で引退をすることになりました。彼は電話で話した際に「やり残したことはない」と自分にメッセージとして残してくれたので、そういうバレー人生を自分も送りたいと思いました。日々の過ごし方を近くで見ていましたので、彼のプロフェッショナルなところを見習って、どこまでやれるかわかりませんが、自分も現役時代を過ごしていきたいと思います。

写真:黒羽白

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