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会見・コメント

2021-04-22 08:00 追加

嶋岡健治現会長「ホームゲームを増やし、少しずつ成果が出ている」、國分裕之新会長「多様性を認めつつ、各チームが同じ方向を目指すリーグに」 Vリーグ機構会見コメント

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――嶋岡現会長に。新リーグ発足時の目標が達成されてなく、嶋岡会長が会長職を放り出したのでは?との声も耳にしますが、それについてはどのように受け止めていますか?

嶋岡:すべてが満点ということはありませんが、集客人数については目標に近いところまで回復してきているという状況です。それでは十分ではないことも承知しています。また、途中で放り出したということは決してございません。先ほど申し上げたように、オリンピックに注力したいということで今回、退任という判断をしたということです。

――國分新会長に。Vリーグは過去にプロ化構想が何度か出ていますが、うまくいかず消えています。将来的にプロ化についてはどのようにお考えなのかをお聞かせください。

國分:「プロ化」という言葉が一人歩きしないように注意したいと思いますが、お客様から入場料をいただいて運営しているので、興行的な面があります。各チームの運営形態もクラブチームや企業母体のチームとさまざまです。そのような中で事業として運営していきたいと思っていますので、多様性を認めるという意味で運営方法はいろいろあっていいと思っています。プロ化もひとつの手段ではありますが、今の段階ではすべてのチームがプロである必要はないと思います。企業母体のチームには自立性を持っていただき、事業的な見方もする中で我々が向かっている方向に同調、協力していただき、リーグを進めていきたいと考えています。

――國分新会長に。来季もウィズコロナでの運営が予想されますが、入れ替え戦が2年連続中止、延期などの影響を受けました。来季以降、他競技で実施されているような自動昇格制度を新たに設けるといったお考えはありますか?

國分:今季、コロナと向き合いながら運営してきた中で反省点なども多く、次のリーグを迎えるにあたり、それらをしっかりと全部点検し、対策を決めたいと思っています。状況が変わることにフレキシブルに対応していくことが必要だと思っているので、軸は定めて、基本的な方針や対応を決めていくつもりです。そういう意味で前年度よりもいろいろなことを想定した規定や考え方を準備し、そのもとでスタートしたい。チームやファンと向き合った中でリーグを運営していきたいと思っています。自動昇格については、現時点ではリーグの活性化等を含める中では対応を考えていないのが現状です。

――國分新会長に。プロ化は考えていないとのことですが、プロ化せずにリーグを活性化させるための具体的な案がありましたら教えてください。

國分:プロに近いチームもあり、プロ化を否定しているわけではありません。ただ、プロ化に賛成しないチームもあるのは現実ですので、プロになるかならないかというところで線を引くのではなく、我々が考えているファンファーストの魅力あるリーグにするにはどういう方向に向かっていけばいいか。これについて各チームともっと話し合いをして、賛同できる部分を見つけていきたいと思っています。それが魅力あるリーグにすぐにつながるのかというと即効性のあるものではないと思いますが、お客様にバレーボールのリーグは魅力があるということを発信していくことが大事だと考えます。ただ試合をして勝ち負けを決めるのではなく、そこからファンの皆様に発信できるようなもの。これをチームと一緒に考えたい。また、いろいろな競技のリーグがありますが、それぞれがなぜ魅力あるリーグになっているのかを併せて研究していきたいです。ファンの皆様が会場に足を運びたくなるような試合のできるリーグにしていきたいと思っています。

――V.TVの配信トラブルについて、改善策は?

嶋岡:多大なご迷惑をおかけして反省しています。原因はいくつかあり、ひとつひとつ解明しているところです。今シーズンの反省を踏まえ、来シーズンはこのようなことのないよう、頑張ってやっていきたいと思っているところです。

写真提供:Vリーグ機構

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