2021-05-13 20:10 追加
中田久美代表監督「ワクチンや五輪開催の是非などについてお答えするのは非常に難しい」
中田久美監督囲みコメント
全日本代表 女子
バレーボール日本代表女子チームの中田久美監督が13日、リモート囲み取材に対応し、1日に行われた五輪テストマッチやワクチン、五輪開催の是非についてなどに答えた。
まず、世界ランク1位の中国と対戦して日本との違いをどのように受け止め、どのような練習にその後取り組んでいるか尋ねられた中田監督は、「久しぶりの国際大会で、何度か中国とはやっていますが、改めて中国の高さ、体格の違いを間近でみて、これは日本の永遠のテーマだと思うんですが、高さに対して日本が、バレー界全体がどのように戦っていくのか、強化していくのか、というのは大きなテーマ。
中国は2メートルの選手たちが必死にレシーブして攻撃につなげる諦めない気持ちがある。その精神は見習うべき。日本はその部分で負けないようにハードワークしていかねばならないとすごく感じました」
ネーションズリーグの目標、韓国についてはどのように臨むかについても聞かれ、「12名の選考がかかっているのでそれをしっかりやる。あとはオリンピックに向けて1試合1試合大事に戦いながら強化をする。もちろん負けていい試合はないと思っていますし全力で戦うことが前提ですが、ネーションズリーグもバブルという今までと違うシステムで、全て見えているわけではないので、正直どう戦っていけばいいのかも手探り状態。帰ってきてから約1ヶ月でオリンピックを控えていますし、無事に帰国するというのが一番の私の責任かなと思います」と慎重に答えた。
今はナショナルトレーニングセンターでゲーム形式で練習を積んでいるが、実戦は大事なので今から新しいことよりも、当たり前のことを当たり前にできる正確性を求めたいとコメント。
ワクチンについては、「義務でなければ選手に強要するのは難しい。ワクチンがオリンピック選手優先にということですけど、それが本当にいつ現実となるのか。ちょっとイメージがつかない。具体的にお答えするのは難しい。実際5月20日にイタリアに行きますので、帰ってくるのが6月末ということを考えると、優先されるワクチンというのがどういうタイミングでされるのかとか、具体的な情報が私のところまで来ていないのでお答えするのが難しい」。
東京オリンピックの開催是非について、錦織圭選手や大坂なおみ選手が意見を表明しているがとの質問には「オリンピックが延期になった時点で、とにかく時間を大事にしよう、今できることをしっかりやろうと伝えています。オリンピックに対していろんな国民の皆さんの思いがあって当然ですし、理解もしています。そういう中で、実際に開催されるのか、本当にできるのか、やっていいものなのかという情報もみなさんと同じくらいでしか私のところには来ていないので、それに対して今この立場でお答えするのは非常に難しい」とこちらについても慎重な対応だった。
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