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2021-07-19 19:37 追加

NECが企業スポーツの改革について記者発表。金子隆行監督「堅守速攻で優勝を目指したい」

NEC 企業スポーツの改革について記者説明会を開催

SV女子

 NECは19日、オンラインで記者発表を行い、企業スポーツチームであるバレーボールV1女子のNECレッドロケッツとNECグリーンロケッツ東葛(ラグビー)について、地域コミュニティと連携しながら、自立運営によりビジネス化を目指す活動を開始することを発表した。
 出席者は、NEC執行役員常務・松木俊哉氏、NECスポーツビジネス推進本部 本部長/NECロケッツ代表・梶原健氏、NECレッドロケッツ監督・金子隆行氏、NECグリーンロケッツ東葛 ディレクター・オブ・ラグビーのマイケル・チェイカ氏の4名。

 松木執行役員常務からは、今回の改革に至った経緯やビジョンなどについて説明があり、「これまでNECは企業スポーツを従業員の福利厚生、士気高揚、社内の一体感の醸成を主目的に運営してきたが、今後はスポーツに取り組む方針、戦略を改革し、NECが持つテクノロジーを活用し、愛され、勝てるチームづくりへ改革を進めたい。ビジネスとしての興行収益の最大化を目指し、人々の生活をより豊かにすることを目指したい」とした。また、地域コミュニティと密接に提携し、地域の活性化に協力。小中学生対象のアカデミーを創設して将来の選手育成を行うことや、将来的にはスポーツビジネスの法人化も視野に入れて取り組んでいることも発表した。

 改革の中心となる梶原本部長/代表からは、新ブランディング戦略についての説明があり、(1)チーム強化、(2)地域コミュニティの活性化、(3)収益性の向上を3本の柱としてビジネス化をはかりたいとした。収益性向上の部分では、ファンとチーム、関連組織が一体となり共感を生み出せる双方向的な繋がりを構築したいとし、ファンクラブのリニューアル、試合ごとに異なる企画チケットの販売、グッズの拡充販売強化などにより、「365日NECロケッツを感じられる環境づくり」を目指したいという。
 また、NECが持つテクノロジーを駆使して、以下のような安全・安心でエンターテインメント性豊かな新サービスの提供も計画している。
・顔認証技術を活用した高セキュリティな大会運営
・VR/ARを活用した新しい観戦スタイルの確立
・映像/SNSを活用したファンコミュニケーション基盤の創造

 レッドロケッツからは金子隆行監督が登壇。「昨シーズンは3位という成績で、攻撃面を強化したが、シーズン通して安定することは難しかった。しかし、個人賞を獲得した選手が3人(スパイク賞=島村春世、サーブ賞=山内美咲、ベスト6=島村春世、古賀紗理那)いて、チームも個人も成長できたシーズンだったと思う。今シーズンは課題を克服して必ず優勝したい。チームスローガン『Go HIGHER!』(さらなる高みへ)、強化テーマ『堅守速攻』を掲げ、OGたちが築き上げた伝統を継承しつつ、力強さ、繊細さを兼ね備えたバレースタイルを目指したい」と話した。また、新外国籍選手のサラ・ウィルハイト選手については、「攻守のバランスがとれた選手でレッドロケッツにマッチするのではないかと思う。優勝に大きく貢献してくれることを期待している」と話した。
 これから東京五輪を戦う島村春世、古賀紗理那、山田二千華の3選手については「自分の持ち味を出し、NECの一員として堂々とプレーしてほしい」と期待を寄せた。


写真提供:NEC

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