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コラム

2021-08-02 10:58 追加

決勝T進出チームが出揃う。フランスが33年ぶりの予選突破!-東京オリンピック男子バレー予選最終日

大会5日目の概要 堤敏樹コラム

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東京オリンピック男子インドアバレーボール競技はプール予選最終日を終えました。この日に新たに日本、フランス、アルゼンチンの予選突破が決まり、決勝トーナメントに進出する上位8チームが出揃いました。イラン、ベネズエラ、アメリカ、チュニジアは予選敗退となりました。

大会5日目(8月1日)の試合結果

プールA

ポーランド vs カナダ 3 : 0 (25-15, 25-21, 25-16)
イタリア vs ベネズエラ 3 : 0(25-22, 25-15, 25-17)
日本 vs イラン 3 : 2 (25-21, 20-25, 29-31, 25-22, 15-13)

ポーランドがカナダにストレート勝利。ポーランドはキャプテンのクビアクが今大会初めてAチームでスタメン出場して決勝トーナメントに備えました。続くイタリア対ベネズエラは、第1セットこそイタリアがベネズエラにリードを許す場面もありましたが、それ以降は危なげない展開でこちらもストレート勝利。35歳のユアントレーナはこの日もスタメンで17得点を上げました。

決勝トーナメントへの切符をかけた日本対イランは大接戦の末、フルセットで日本が勝利。西田が両チーム最多の30得点、石川もサービスエース4本を含む20得点とWエースの活躍が光り、92年バルセロナ五輪以来29年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。イランも若手のサレヒを中心に得点を重ねたがミスが目立ち一歩及ばす、2大会連続の予選突破を逃しました。

日本対イラン戦の興奮はこちらの記事にも書いています笑
日本男子バレー、イランを倒して29年ぶりオリンピック決勝トーナメント進出!!最後は石川祐希に神が降りた!!

プールB

ブラジル vs フランス 3 : 2 (25-22, 37-39, 25-17, 21-25, 20-18)
ロシア vs チュニジア 3 : 0 (25-20, 25-22, 25-16)
アメリカ vs アルゼンチン 0: 3 (21-25, 23-25, 23-25)

ブラジル対フランスは今大会の最長3時間の激闘となりました。フランスはこの試合でブラジルに2セット以上取れれば自力での予選突破が決まるという状況でした。立ち上がりの第1セットは硬さが見られましたが、ヌガペトとパトリィを中心に得点を重ねた第2セットを39-37の大接戦で掴み、第4セットも25-21で取って自力予選突破を果たしました。そのままの勢いで勝って3位以上での突破を目指しましたが、そこはやはり王者ブラジルが許さず、ウォレス、レアル、ルカレッリの3人のサイドが安定した活躍を見せたブラジルがファイナルセットを20-18で取って勝利しました。

決勝トーナメント進出を果たしたアルゼンチン

ロシア対チュニジアは、ロシアがストレートで勝利。これでロシアのプールB1位通過が確定しました。またこちらも決勝トーナメント進出をかけたアルゼンチン対アメリカ戦。日本対イラン同様競った展開になるのかと思いきや、終始アルゼンチンペースで試合が進み気づけばアルゼンチンがストレートで勝利。アルゼンチンはエースのコンテがサービスエース3点を含む16得点の活躍でチームを引っ張りました。アメリカは要所でのスパイクミスが目立ち、またサーブでもアルゼンチンの硬いディフェンスを崩せず、なにか本来の力を出し切れていないように見えました。前回のリオ五輪銅メダルのアメリカがまさかの予選敗退となりました。

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