2021-08-06 11:11 追加
ロシアとフランスがそれぞれ決勝進出を決める!-東京オリンピック男子バレー準決勝
男子準決勝のレポート
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東京五輪バレーボール男子は準決勝が行われ、ロシアとフランスそれぞれ勝って決勝戦進出を決めました。敗れたブラジルとアルゼンチンは3位決定戦に回ります。
準決勝結果
ブラジル vs ロシア 1 : 3 (25-18, 21-25, 24-26, 23-25)
準決勝第1試合は、リオ五輪準決勝の再戦となりましたが、ロシアがブラジルへのリベンジを成功させる形となりました。第1セットはレアルとウォレスを中心に攻め、サーブ&ブロックでブレイクの機会を多く得たブラジルが終始リードして危なげなく先取します。第2セットは逆にロシアがしつこいブロックでブラジルアタッカー陣の得点を許さず、ミハイロフとクリウカで得点を重ねてこのセットを奪い返します。
試合が大きく動いたのは第3セットでした。今度は再びブラジルのサーブとブロックが機能して序盤から先行すると、セッター・ブルーノが多彩な攻撃でロシアブロッカーを寄せ付けず一時は20-12と8点差がついていました。その後、代わって入ったロシアのOHポドレスニクのスパイクなどで点差を縮めますが、ブラジルも粘って23-20とします。ロシアの追い上げもここまでかというところでポドレスニクのサーブがブラジルレシーバー陣を襲い、5連続ブレイクで24-23と逆転に成功。ブラジルもデュースに持ち込みますがその勢いのままロシアが逃げ切って26-24で第4セットを取ります。
第4セットはブラジルとロシアが1, 2点差を追ったり追われたりの競った展開が続きます。そんななかでもロシアの窮地を救たったのがこの日両チーム最多22得点だったエースミハイロフ。21-20とブラジルにリードの場面でハイセットをサイドラインギリギリに決めて流れを引き寄せると、相手のスパイクミスにも助けられて逆転に成功。最後はクリウカのライトスパイクがブラジルコートに刺さって25-23とし、このセットを取り切ったロシアがブラジルに3-1で勝利しました。
マッチポイントを決めて倒れるクリウカと喜ぶロシアメンバー
ロシアの決勝進出は金メダルを取った2012年ロンドン五輪以来2大会ぶり。ブラジルは2004年のアテネ五輪から4大会続けて五輪の決勝戦を戦ってきましたが、ついにその記録にストップがかかる結果となりました。なにか新しい時代の幕開けを感じさせる試合となりましたね。18年保ち続けているブラジルの世界ランキング1位の座も危ういところに来ているのかもしれません。
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