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会見・コメント

2021-12-10 06:00 追加

バルデス・メリーサ(PFU)「自分たちのいいプレーが出て、楽しい試合だった」、柳田光綺(NEC)「個々の攻撃は決まっても、絡みのプレーがなかったのが敗因」 V1女子会見

12月4日 NEC対PFU 会見コメント

SV女子

12月4日にとどろきアリーナ(神奈川県川崎市)で行われたバレーボールV1女子、NEC対PFUの記者会見コメントをお届けする。

NEC 0(21-25、22-25、22-25)3 PFU

■PFUブルーキャッツ

●鍋谷友理枝選手

今日の試合は始まる前から坂本監督が「バレーボールを楽しもう」と言ってくださいました。会場インタビューで田原(愛里)も「今日は厳しい戦いになるだろうと思っていた」と言っていましたが、本当にその通りで、自分たちも厳しい戦いを想定していましたが、やっていく中で「バレーボールって楽しいな」と思えるシーンが何度もありました。劣勢の場面も多かったのですが、 メリーサなど攻撃陣が頑張って決めてくれて、レシーブも粘ることができましたし、本当にやっててバレーボールは楽しいなと思えました。明日が勝負になると思うので、気持ちを入れ替えてまた頑張りたいと思います。

●バルデス・メリーサ選手

今日の試合は強い相手でしたが、いいプレーをしようと思って試合に入り、実際に自分たちのいいプレーも出て楽しかったです。強い相手なので、悔しい思いをした場面もありましたが、そこでみんなで粘って、いい状況で打つこともでき、相手を崩すことができたのでよかったと思いました。

ーーメリーサ選手に。高校時代に比べ、工夫して打つなど技術面での向上を感じますが、PFU入団後に努力してきた部分は?

メリーサ:スパイクもレシーブもこのチームに入ってから指導を受け、高校の時よりもよくなったと思います。体に負担をかけないプレーの仕方を学んで、高校時代に肩や足首など、故障していた箇所もトレーニングのおかげでよくなりました。コンディションがよくなったことで、テクニックもついてきたのではないかと思います。

ーー鍋谷選手に。少し遡りますが、開幕戦2試合はスタートからの出場ではありませんでしたが、当時はまだコンディションが整っていなかったのでしょうか? その頃に比べて現在は調子が上がっていますか? ご自身の手応えを教えてください。

鍋谷:私自身のコンディションは悪くなかったのですが、志摩(美古都)や高相(みな実)の調子がよかったので、スタートから出ない形でした。今シーズンは特に攻撃面での調子がいいと感じます。メリーサと同じく、PFUのトレーニングが私にも合っていて、体のキレがよくなり、先週の姫路戦は2戦連続フルセットになりましたが、それでもバテない体ができているので、調子はすごくいいかなと思っています。
前のチームのトレーニングももちろんよかったのですが、移籍後はいつものトレーニングプラスアルファということで、トレーナーさんと話をしながら行っているので、効果が出てきているのかなと思います。

ーーコンビ面では田原選手とデンソー時代から組んでいるので、やりやすい面もありますか?

鍋谷:そうですね。一緒にやってきた年数が長い分、今、田原がどんな気持ちで、どんなトスが来そうかというのは他の選手よりも声に出さなくてもわかるのかなと。これから、それ以外の選手に対してもそういう状況を作っていけたらと思っています。

ーー初の移籍でしたが、慣れるまで時間がかかった部分もあったのでしょうか?

鍋谷:最初は緊張して溶け込めるか不安でしたが、メリーサが「ママ」と呼んできたりして(笑)、下の子たちが慕ってくれるし、監督やスタッフも声をかけてくれて、すごくやりやすい環境でバレーをさせてもらえているので、感謝の気持ちでいっぱいです。

ーー相手チームのNECはホームゲームに力を入れています。昨シーズンのVリーグは無観客の試合も多く、メリーサ選手が出場した春高も無観客でしたが、今日のようにたくさんのお客さんがいる中でプレーできることに関して、改めて思うことはありますか?

鍋谷:昨年は無観客の試合が多く、難しいシーズンでした。どれだけファンの皆さんの声援が自分たちの力になっていたんだろうというのをすごく感じていました。こうして改めて有観客で試合をさせていただいて、しかもNECさんのホームゲームは演出もすごくて、ファンの皆さんも楽しんでいただける。そして、ファンの皆さんが楽しむことで、さらに私たちも盛り上がるという相乗効果で、今日はすごく楽しい試合でした。メリーサもそういう舞台の方が盛り上がる選手ですし、私もお客さんが入っていた方が上がるタイプなので、たくさんの方々の前で試合ができて本当によかったです。NECさんがこういう演出をしてくださって、感謝しています。

メリーサ:無観客の試合はコート内の声が聞こえるというメリットがあり、選手としては(無観客でも)頑張るけど、お客さんが入っていた方が「観に来てくれた人のためにもいい試合をしよう」という気持ちで頑張れます。お客さんがいる時は、「ここまで観に来てくれた人たちに楽しんでほしい」という思いでプレーしています。NECさんのすごい演出もあり、盛り上がれました。

ーー戦術面でPFUはラリー中もファーストタッチを高く上げていますが、それはチームとしての約束事になっているのでしょうか?

鍋谷:このチームでは「ファーストタッチを高く」と言われていて、1本目が高ければ全員が攻撃を仕掛けていけるので、そういったことを意識して意図的に高く上げています。

ーーそれについての手応えは?

鍋谷:苦しい状況でも1本目が高いことで、自分だけにならずに全員が入れるので、枚数が増え、セッターも選択肢が増えますし、スパイカーも余裕を持って入ることができます。そこはすごくいいところだと思います。

メリーサ:ファーストタッチが高いと相手のブロックやレシーブを見る余裕ができるので、攻撃がやりやすくなると思います。

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