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会見・コメント

2021-09-16 14:00 追加

石川祐希主将「締まりがないと感じていたので、メリハリをつけることを意識してコートに入った」、大塚達宣「1年間やってきたことを全部出したい」 アジア選手権インド戦会見コメント

アジア選手権 インド戦 石川、大塚会見コメント

全日本代表 男子

 9月14日に千葉ポートアリーナで行われた第21回アジア男子バレーボール選手権大会予選ラウンド第3戦・インド戦の記者会見から石川祐希主将と大塚達宣選手のコメントをお届けする。

■石川祐希主将

まずは、しっかりと勝ち切るべき相手に、3-0で1セットもとられずに勝つことができたのはよかったと思います。僕自身は怪我で2試合休ませてもらい、3戦目で復帰し、これからに繋がる試合ができたのではないかと思っています。

――2戦目まで髙橋藍選手が「石川さんがいない分も自分が」とチームを引っ張っていましたが、それを見てどのように感じましたか? 力や刺激になったりした部分もありますか?

石川:髙橋選手は非常にいいプレーをしていましたが、五輪を戦ったので、カタールやバーレーンにそういうプレーをするのは当たり前なのかなと。それがしっかりできたのはよかったと思います。髙橋選手だけでなく、宮浦(健人)選手などこの大会から合流した選手たちにももっといいプレーをしてほしいと僕は思っています。そういう選手たちがチームにしっかりフィットできるように、このアジア選手権は取り組んできていますし、その前の練習試合などはできていないので、この大会期間中にどんどんフィットして、強い日本を見せられるといいなと僕自身は思っています。

――若い選手が入ったチームで石川選手の目指す「個が確立したバレー」ができていると感じますか? また、バーレーン戦でセットを失う場面もありましたが、世界選手権の切符獲得を目指す上でコートの外からキャプテンとしてどのようにご覧になりましたか?

石川:今日の宮浦選手と大塚(達宣)選手は非常にプレーもよかったですし、インドが相手ということもありましたが、ブロックが1枚になったらしっかり決めていました。サーブも僕自身も含めミスは少しありましたが、コースも戦術的なサーブを打てていたので、合宿で練習した成果が少しずつ出てきていると感じています。誰が入ってもチームの雰囲気やテンポは変わっていないので、そこは少しずつ成長してきたのかなとコートに入って感じました。

そして、昨日のようにバーレーンに1セットとられてしまうゲームをしていたら、世界では勝っていけないなと思い、チームのミーティングでも話しました。個々が責任を持ってプレーすることが今はとても重要だと思いますし、五輪に出ていたメンバーはそれができていた。後から入ったメンバーもそれをやってほしいので、なかなか簡単なことではありませんが、一緒にコートに入って、それを感じてくれればいいなと思っています。僕がコートにいない時も年齢に関係なく、個々が能力を発揮することを芽生えさせることは、これから日本が強くなっていくために必須だと感じているので、その点も含めて、このアジア選手権はいい意味で挑戦なのかなと。結果とともに個々の能力だったり、自立心だったり、そういうものを全員が感じてくれればいいなと思っています。

――今日はご自身にとっての初戦になりましたが、2試合コートの外から見ていて、どんなことを心がけてゲームに入りましたか? また、取り組んできたブロックの強化がどういうもので、この3連戦で成果が出ているのかどうかを教えてください。

石川:この3戦目に僕自身が臨むにあたって、前の2戦でチームの雰囲気というか、少し締まりがないと感じていました。楽しむことも笑顔を見せることも必要ですが、そこの切り替えというか、メリハリをつけようと意識してコートに入っていました。新しく入った選手やオリンピックで出場機会のなかった大塚選手はこの大会からだと思っています。(大塚選手は)1戦目は思うようなプレーができなかったと思うので、彼の持っているものを引き出せるような環境作りや、新しく入ってきた選手がプレーしやすい雰囲気作りだったり、あとは責任を持ってプレーしてもらうことを考えながらこの試合に入りました。

課題にしていたブロックについては、高さがない分、上から来たものに対しては仕方がないなと思っていますが、ブロックディフェンスの関係は非常によくなっていると感じています。個人ブロックの練習もしていましたが、今日は宮浦選手、昨日は髙橋選手がいいブロックをしていたので、 個人のブロックの技術はこの大会で少しずつ見えているのかなと感じています。

――アジア選手権はこれまで対戦機会の少なかったチームが対戦相手ということで、ある意味対策も難しいのかなと思いますが、そういったチームと対戦する時はどんなことが重要になってきますか?

石川:もちろん相手のデータを見て試合に臨みますし、データがある程度出ているものなので、それはデータ通りに遂行するようにチームとしてはやっています。 それよりまずは自分たち、今回でいうとブロックだったり、サーブといったところが課題になっているので、そういうところをチームとして意識しながら取り組んでいます。

また、なかなか思っていないようなことが起こったりもするので、いきなり強いサーブが入ってきたり、いいスパイクを打ってきたりとか、そういったところの対応や気持ちの切り替えというのは、どんなチームが相手でも練習になると思います。昨日のバーレーン戦でも1セットとられてしまって、どんなチームでもああいうことが起きるというのはいい経験になり、気持ちが引き締まる試合になったと思っていますし、この後もっとレベルの高いチームと対戦するので、そこでしっかり練習してきたことが出せるようにしたいです。残りの4戦、4勝するつもりでこのアジア選手権に臨んでいるので、勝ち切りたいと思っています。

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