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会見・コメント

2021-10-14 20:09 追加

ヴォレアス北海道(V2男子)、柏田樹、酒井駿の入団会見を実施 会見詳細

V男子

–酒井選手に伺います。先ほど入団までの経緯の説明がありましたが、改めてご本人から、キャプテンを務めていた長野GaRonsから、ヴォレアス北海道への移籍に至った動機をお聞かせいただけますでしょうか。


[2020-21シーズンは長野GaRonsでキャプテンを務めていた酒井選手=2020年10月、旭川大会]

酒井:前チームの長野GaRonsに在籍していた時から、限界に挑戦したいという思いがありまして、長野GaRonsが(2021-22シーズン、ライセンスの関係で)V3になってしまうのをきっかけに、挑戦したい、上に行きたいという気持ちがわいてきたので、行動することにしました。ヴォレアスと同様、上に行きたいという気持ちでトライアウトをお願いしました。

–酒井選手とヴォレアス北海道との間では、8月中旬に契約締結したと伺いましたし、9月にテストマッチにも出場していましたが、発表が(遅れて)このタイミングになった経緯をお聞かせいただけますでしょうか。

降旗GM:酒井選手とヴォレアス北海道との契約交渉は、トライアウトおよびメディカルチェック等が終わったのち、8月時点でまとまっております。この二者間においては「ヴォレアス北海道に所属して、今シーズン一緒にやっていく」ことで合意が取れ、ヴォレアス所属選手として来てもらい、酒井選手は8月16日のチーム始動時から合流しています。
9月上旬の富士通とのテストマッチ時点では移籍手続き等が完了しておりませんでした。
この理由ですが、酒井選手は、長野GaRonsを退団したのちに、ステータスとして、「移籍希望」ではなく「退団」選手という括りでした。現在のVリーグの規程では「退団」選手の場合、1年間は前所属チームに保有条項のようなものがありまして、たとえチームと選手の間で契約関係が終了していたとしても、次のチームに移るにあたっては、1年間をあける、もしくは、移籍金を支払う、どちらかが必要な状態になっておりました。私たちとしては、彼が退路を断って、トライアウトを受けて入団したいという思いを持っていただき、オファーさせていただきました。すでにその時点では前所属チームとの契約関係はなかったのですが、リーグに対してどのような手続きを取っていくかを確認した際、移籍金を希望されました。これは、前所属チームがどうこうという話ではなく、リーグのルールに沿って、「退団」選手ということでそのような意向を示していただきました。
ヴォレアス北海道はプロクラブとして活動している以上、ほかの競技団体等で見られるような、契約期間外になった選手においては、完全にフリーの選手として扱うというポリシーを持っております。最近のケースでいえば、越川優選手が、5月末に一旦契約が切れて、その後8月から再度契約したんですが、その間は完全にフリーの選手として(移籍希望選手として公示)、改めて契約交渉もおこないましたし、他チームとの交渉も行っていたのではないかと思います。
私たちとしてはそういうポリシーを持っている以上、移籍金という仕組みはあるべきではないと考えていましたが、スムーズにいきませんでした。今後リーグにも改善提案していかなければなりませんが、そういった場合は、リーグを通じて第三者機関に諮り、私たちと前所属チーム、それぞれの状況のヒヤリング等をおこないながら、移籍金については第三者機関が決定する流れになっております。それぞれのヒヤリングの内容を受けて、第三者機関に条件を提示いただいて、という流れが多岐にわたっていたので、期間を要しておりました。その金額が出たのちに、移籍合意書を両チームで取り交わし、それがつい先日完了いたしまして、正式にリーグからの移籍手続き完了は週明けに出ると伺い、このタイミングで発表し、柏田選手とともに、今シーズンヴォレアス北海道の13人目、14人目の選手として、迎え入れる会見をいたしております。

参考:移籍手続きに関する規程(V.LEAGUE公式)※リンク先PDF

写真:出口季里

 

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