2021-10-15 06:58 追加
JVA 理事会報告会を開催。ビーチバレー大会出場キャンセル時の診断書偽造の件で第三者委員会設立へ
JVA 理事会報告会 ビーチバレー関連
ビーチバレー / 全日本代表 女子 / 全日本代表 男子
日本バレーボール協会(以下、JVA)は14日、定例理事会のメディア向け報告会をオンラインにて開催した。
報告会は3部構成で、まず2017年から2021年までの女子日本代表の総括とパリ五輪に向けての新体制、男女代表新監督の発表、続いて、ビーチバレーの総括と新強化委員長の発表、最後に9月30日に発表された国際大会キャンセルの際の不適切処理に対する処分についての報告があった。ここでは第2部以降のビーチバレー関連の報告についてお届けする。
第2部からは高野和弘ビーチバレー事業本部長(業務執行理事)も登壇し、まず、ビーチバレーの東京五輪までの総括と新強化委員長の発表があった。
総括としては2017年からの5年間、有望選手の海外への派遣、ブラジル人指導者2名がコーチとして活動したが、1年で終了するなどうまくいかない部分もあった。インドアバレーとの連携も行ったが、これも1年で終了した。
女子の石井美樹・村上めぐみペアが2018年アジア大会で2位になるなどの結果も残したが、東京五輪では男女とも1勝もできず、決勝トーナメント進出はならなかった。
今後はJVAでもバックアップ体制を整え、パリ五輪はもちろん、その後までを見据え、中長期的に強化をはかっていきたいとしている。
また、新ビーチバレーボール強化委員会委員長には牛尾正和氏が就任。牛尾氏はインドア、ビーチ両方の経験があり、インドアとも連携した上でビーチバレー人口を増やし、インドアとビーチの二刀流の選手も育てたい考えであることを発表した。
最後に第3部として、2019年12月に発生した国際大会キャンセルの際、JVAの役職員が診断書を偽造した問題について発表があった。コンプライアンス委員会が提案した内容をもとに定例理事会で処分の審議を仰ぐこととなっていたが、提案された処分ではまだ不十分という意見があったことから第三者委員会を立ち上げ、改めて議論することになったと発表した。第三者委員会は後日、発足し次第、発表するという。なお、偽造された診断書に医師は関与しておらず、氏名が使われた医師には謝罪済み。FIVB(国際バレーボール連盟)にも報告済みであるという。
嶋岡会長は自身の進退について「第三者委員会が出す結論を踏まえて、最後は自分で判断を入れる」と述べた。
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