2021-10-26 07:00 追加
姫路・櫻井美樹「チョッピー(プラク・セレステ)はすごく頼りにしています」、日立Astemo・境紗里奈「シーズンを通して信頼関係を築いていきたい」 V1女子会見
SV女子
ーープラク選手に。Vリーグの印象は?
プラク:ヨーロッパでは週末に1ゲームだけ。日本は2日間ゲームがあります。そのゲームの前にも練習があります。そこは日本とヨーロッパの違いだと感じます。そして、日本のディフェンスのレベルの高さをすごく楽しみにしています。もちろん私自身はアタッカーですので、プレイヤー個人としては日本の強いディフェンスは好きではありません(笑)でも、見ている側にとってはものすごく面白い要素だと思います。

ーー強いディフェンスというのは具体的にどういったことになるでしょうか? 粘り、反応、ブロックシステムなどあるかと思いますが。
プラク:(日本のディフェンスは)すごく速いです!ありとあらゆるものが速い。ボールコントロールも良いですし、セッターが思うようにプレーできるようにほかの5人のプレーヤーがきちんとボールを拾う。そして忍耐強さ、ですね。これは長いラリーの中で見ることができます。 そういったことは私が学ばなければならないことです。
ーー現在のコンディションは?
プラク:2週間の隔離生活は本当に大変で、身体的にも良くなかったです。チームがその2週間の隔離期間の間にも運動できるような器具を提供してくれました。これには本当に感謝しています。でも、実際にチームのみんなと練習するのとはまた違います。チームのみんなと一緒に練習をして3~4週間くらい、です。今、肉体的にもどんどん強くなってきている感じがしています。ミキさん(櫻井選手)とのコミュニケーションも良くできていると思います。凄く嬉しいです。 これからコンビがもっともっと良くなると思います。

●中谷宏大監督

第1セット、第2セット、自分たちがやりたかったことが全くと言っていいほどできませんでした。これはもうちょっとメンバーを大胆に変更しないと駄目だなと思って。あんまり練習してはいない形になりますが……。先週、荒谷(栞)が怪我をしてから付け焼き刃程度にやってきたものになるのですが…、切り替えました。替わって入った選手も含めて今できることをみんなが本当に必死にやってくれたな、と。チーム全体で勝てた本当に良い試合だったと思っています。
ーー荒谷選手の負傷もありましたが、長野有紗、吉岡可奈選手もベンチ外です。今ミドルブロッカーは「緊急事態」なのではないかと思います。そこに宮地佳乃選手を起用したのはやはり高校時代に経験があったからでしょうか?
中谷:そうですね。今シーズン彼女はレフトサイドで使うつもりでいたのですが、初戦で荒谷が怪我をしてしまって……。その時点でベンチにいた彼女に「次ちょっと何かあったらミドルで行くから」と告げました。今日は彼女の頭の良さというか、そういうところがコート上でも随所に出てたかな、と。
ーー宮地選手は初年度がオポジットでした。今シーズン本来ならアウトサイドヒッターで起用しようと考えた意図は?
中谷:もとからサーブレシーブができる選手に育てて使いたいなと思っていました。ただ、昨年はまだパスができるところまではいかなかったので、攻撃力を活かそうとオポジットで使いました。今年はレシーブもある程度できるようなってきたのでアウトサイドヒッターでいこうと。うちのチーム事情というよりは彼女の先々のことを考えてレシーブをやらせたいと思っています。

ーー今年サーブレシーブの軸になっている孫田菜奈選手の評価は?
中谷:サーブレシーブがここまでできるようになるとは思わなかったです(笑) 長いリーグの期間では不振になる時もあるかもしれないですけど、ここまでコツコツやってきて今は中心になれるくらいサーブレシーブが上達しています。サーブレシーブに関してはチームの軸として期待をしています 。
ーープラク選手ですが、強打だけでなく、軟打や献身的な守備など早々にチームにマッチしているように感じます。
中谷:彼女はもう今できるところの100点満点ですね。コンディション的にも、外から見たらチームにフィットしてると感じるかもしれませんが、度合いとしてはまだ60~70%くらいだと思いますね。チームと練習を始めてから短い期間であれだけやってくれるというのは驚きですし、まだまだ伸びる余地もあるわけです。これから彼女の良さをもっと活かせると思います 。
ーープラク選手を活かすかどうかはセッター陣にもかかっているかと思います。正セッターの櫻井選手はもちろんですが、堀込(奈央)選手も短い時間で良い仕事をしていましたね。
中谷:昨シーズンずっと上げ切った櫻井はもちろん中心になります。まだまだ彼女も不安定なところがありますが、そこは堀込が短い時間でもしっかり補ってくれています。あとは若い二人(清田萌、坊野明里)ですね。坊野は育成から上がってきた子なのですが、高さもありますし、できるだけ試合経験を積ませたいなと思っています。
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